パッとしない天気ですね。

天気予報は曇り時々雨

「比較的暖かいでしょう。」

なんて言っていましたが、そんな事ありません。

雨こそ降っていないものの、どんよりとした雲が立ち込め、気温も割と低いんです。

現場付近で見つけた『春』も、この天気ではパッとしません。

残念!

『FPの家 T邸』

今日はこんな感じで工事を進めています。

イメージシートを付けてみました。

道路が狭いので、遠くからでないと見る事が出来ません。

屋根パネルおよび野地合板の施工も終わり、朝から屋根の下葺き材(アスファルトルーフィング)を施工しました。

引き続き屋根の施工となりますが、取り敢えず一安心です。

雨が降っても躯体を濡らす事が少なくなりました。

今回屋根材として採用したのは、『ディプロマットⅡ』という軽量屋根材です。

素材はジンカリウム鋼板。

「ガルバニウム鋼板は聞いたことあるけど、ジンカリウム鋼板なんて聞いた事ないなぁー。」

そんな言葉が聞こえてきそうです。

ジンカリウム鋼鈑とガルバリウム鋼板、何が違うんでしょうか?

どちらもアルミ55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%でメッキした鋼鈑です。

つまり、ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板は組成的に同じと言う事になります。

2つの違いは、商標の違いです。つまり単なる名前の違いなんですね。

ZINCALUME® はBlueScope社の登録商標(ジンカリウム鋼板)

Galvalume® はBIEC International社の登録商標(ガルバリウム鋼板)

尚、日本語の「ガルバリウム鋼板」は、新日鉄住金の登録商標となっています。

ややこしいのは、ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板の上に石粒をコーティングした自然石粒付鋼板(自然石粒化粧鋼板などとも言う)を「ジンカリウム鋼板」と言う場合もある事です。

分かりにくいですよね。

正確にはジンカリウム鋼板は自然石粒付鋼板とイコールではありません。

ジンカリウム鋼板はただのメッキ鋼板の一種であり、自然石粒付鋼板は、ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板の上に石粒をコーティングした製品です。

残念ながら現在の日本では、2つの言い回しが混在して使われてます。

ジンカリウム鋼板を使用したディプロマットⅡは、一般的に使われている亜鉛鋼板の3倍以上の耐久性がありながら軽量という特長を持っています。

その重量は、彩色スレートのおよそ1/3。

瓦と比べれば1/8しかありません。

軽い屋根材が耐震性に有利なのは、言うまでもありませんよね。

表面の自然石粒層は陶器瓦や磁器タイルと同じ製法で焼き上げられており、変色・退色については30年の製品保証付きです。

また、この石粒が鋼板屋根独特のパタパタという雨音を抑える効果を持っています。

下葺き材と屋根材の間の空気層が屋根の熱や雨音を伝えにくくしています。

防水性・耐風性に優れているのは言うまでもありません。

屋根の説明はこんなとこでしょうか。

施工の段階で、詳しくご紹介したいと思います。

話題を変えます・・・。

大工さんの仕事も少しずつ進んでいます。

梁と梁の仕口部分には、接合金物を取付けなければなりません。

上の写真の丸印内に、六角ボルトの頭と丸座金が見えると思います。

金物が取り付けてある梁の反対側には、写真中央左側にあるような金物(羽子板ボルト)が繋がっています。

この写真は、室内にある仕口部分を撮ったものなので問題ありませんが

もし丸印内の金物が下イラストのように外気に接していたら、どうでしょうか?

金物は外気温度と同じ温度になる筈ですよね。

外気温度が0℃であれば金物温度も0℃になってしまいます。

この時の室温が20℃であれば、確実に結露する事になります。

そこで・・・。

写真のように、金物の廻りを深さ30mm程度彫ってしまいます。(座彫りと言います。)

 その上から現場発泡ウレタンを充填すれば、金物が外気に接触する事も無くなりますよね。

これって、金物による結露を防ぐ対策の1つなんです。

この写真は、2階床梁とその上に敷いたネダノン合板および2階柱を撮ったものです。

合板と梁上端および柱に銀色のテープが貼られている事にお気付きでしょうか?

これも、ある性能を確保するために行われる重要な対策の1つです。

えっ、何のための施工かって?

答えは、いずれ日を改めて・・・。

こちらは、梁間にFP床パネルを嵌め込んだところを下から撮ったものです。

玄関ポートの上に当たります。

パネルの上は2階の床に当たるため、断熱施工が必要となる部位です。

梁と断熱パネルの取り合い部をよく見てください。

パネルが欠き込んであります。

その中には金物があるようですね。

ここにも先程の羽子板ボルトや六角ボルト、丸座金が取付られています。

外気温を金物に伝えないよう、ウレタンで覆い尽くす必要があるんです。

その為にパネルを一旦欠き取り、改めて埋めなければなりません。

その様子も、後日改めてお知らせします。

FPの家には、小さな拘りが沢山あります。

ひとつひとつがイチイチ面倒臭かったりします。

うっかり忘れてしまいそうな所だって、沢山あります。

でも『沢山の拘り』をひとつひとつ確実に実施しなければ、高性能エコハウスを実現する事は出来ないんです。

拘りの施工をすこしずつご紹介したいと思います。

誤解しないでください。

FPの家だから施工の必要がある訳ではありません。

もしも『冬暖かい家』を作りたいのならば

そして

『壁内結露』によって建物の寿命を縮めたり、アトピーや喘息になりたくないのならば

こうした施工は、キッチリやるべきだと思います。

 

https://www.assetfor.co.jp

posted by Assed Red

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