穴の明いたセーター

生憎の雨ですね。

今日はアセットフォーの定休日。

昨日は力仕事をしたので朝から筋肉痛です。

のんびりと身体を労ってあげようかな?

 

昨日の朝のブログで松尾和也さんの講話の一部をご紹介させていただきました。

おもしろかったでしょ?

少し真似をしてみました。

ネット検索って便利ですよね。

色々な画像を見る事が出来ます。例えばこんな画像です。

穴のいっぱい明いたセーターです。

おしゃれなんでしょうか?

まあ、それはさておきましょう。

セーターの本来の目的は、間違いなく防寒です。

毛糸の中の動かない空気が断熱材と同じような働きをすることで、外気の寒さを体に伝えない。

体の暖かさを逃さない。

寒い時期には、ありがたいですよね。

でも、そんなセーターにも弱点はあります。

風が強いと、スースーして寒いんです。

だから、ウインドゥブレーカーやコートを上に羽織ります。

建物で言えば、断熱材の外側に防風層を設けるようなものです。

冒頭の写真は穴だらけですから、スースーするなんてものじゃないと思います。

これって、まさに『気密性の低い建物』みたいです。

隙間から暖めた空気が逃げてしまいます。

冷たい風も入りたい放題。

外側のウインドゥブレーカーが空気を逃さなければ問題ないんですが、首・手首の穴や、ムレ防止の為のスリットから暖気は逃げてしまいます。

やっぱり、暖かさを得たいと思うなら、目の詰まった厚手のセーターが良いですよね。

もうひとつセーターには弱点があります。

濡れてしまうと、暖かさが減ってしまいます。

雨の日は、レインコートが必需品です。

家の断熱材だって同じです。

雨漏れに注意することは勿論、内部結露を防ぐことが重要です。

セーターはいいですよね。

濡れたら天日で干せばいい。

乾けば、すぐに元通りになります。

でも、濡れた断熱材を乾かすのは容易ではありません。

 

ですから、断熱材を濡らさないように上のイラストのような施工が必要なんです。

断熱材の外側には、透湿防水シートを切れ目なく張ります。

これが防風層となり、冷たい外気を断熱材に侵入させない働きもしてくれます。

その時、防風層の外側に通気層を設ける事も重要です。

断熱材の内側には、防湿・気密シートを切れ目なく張ります。

これが防湿・気密層となります。

室内空気に含まれる水蒸気の断熱材への侵入を防いでくれます。

かなり念入りな施工が求められますし、地震で建物が変形すればシートが破れてしまう恐れもあります。

心配な方は、湿気を含まない断熱材を選択するのも良いでしょう。

ただし、隙間を無くす工夫は必要ですよ。

穴の明いたセーターと同じ状態の家って、皆さんが思っている以上に多いんですよね。

残念で仕方ありません・・・。

 

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posted by Hoppy Red 

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