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今日はアセットフォーの定休日。
のんびりと身体を休めるつもりです。
暑い日が続いて、結構体にきています。
超久々の『こんな本、見つけました。』となりました。
読書好きの私が、古本屋や駅近くの本屋で見つけた本を勝手に紹介しているシリーズです。
最近は建築系の本ばかり読んでいて、お気に入りの作家さんによる小説や古代史ネタの本もあまり読めていません。
今回は、先日書棚で発見したこんな本をご紹介します。
武澤秀一 著
建築から見た日本古代史
ちくま新書 刊
建築とは、権力者たちが駆使した政治的言語である。
日本誕生の舞台となる古代において建築は、権力者が自らの権威を明らかにし、体現する文明の壮大さ、美意識の優越を高らかに宣言する最大最強のメディアであった。
飛鳥寺、法隆寺、四天王寺から本薬師寺、伊勢神宮式年遷宮にいたるまで、建築様式や構造、配置パターンのなかに、母系と父系、天皇と律令、ナショナリズムと文明開化、それぞれの葛藤と融合を見いだし、まったく新しい日本古代史を組み上げ提示する。
武澤/秀一
建築家・著述家、博士(工学・東京大学)。
1947年、群馬県前橋市に生まれる。
東京大学工学部、同大学院をへて同大学助手。
その後、建築設計事務所を主宰し東大、法政大学、放送大学などで非常勤講師。建築が政治・宗教・文化を牽引し、また舞台ともなってきたことに注目して現在、著作の執筆に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ご存知の方もいるかも知れません。
私、じつは歴史好きなんです。
歴史好きの方は大勢いますよね。
でも私の場合、対照はもっぱら古代史。
近代史は元より、戦国時代とか幕末には全く興味ありません。
範囲はせいぜい古墳時代から飛鳥時代です。
天武天皇による天皇制国家のスタート以降はあまり興味がないんです。
ヒーローは、やっぱり厩皇子(聖徳太子)でしょうか。
いかにもへそ曲がりな私っぽいでしょ?
この本も、ちょうどその頃の話でいっぱいです。
しかも、当時の建築様式や時代背景などが語られています。
ワクワクしますね。
なんと、426頁もあります。
でも残念なことに、字が超小さいんです。
手元にある三角スケールで測ってみたら、文字高さは2.0mm。
運転する時以外は眼鏡をかける習慣はありませんが、じつは近眼&老眼の私。
厳しい事、この上もなく・・・。
読むのに相当時間がかかりそうです。
数年前は妻と2人で奈良まで古墳を観に行きました。
2日間レンタル自転車で駆け回り、古墳&歴史的建造物を堪能。(お目当てはもちろん、古墳です。)
FPの大会で事例紹介をさせて戴いた折には、出雲大社に寄らせて戴きました。
もちろん博物館も堪能しています。
時間が足りなくて、勝手に次回は娘と2人で来ようと誓いました。
車で出かける時には、目的地の近くに古墳が無いか探しています。
勿論家の周りの古墳には、折ある毎に足を延ばしたりして・・・・
妻も呆れていると思います。
そんな私ですから、この本を見つけた時は
「おっ!」
「何、この本?」
てな感じで、すぐに手に取り中をペラペラとめくり、早速購入してしまいました。
税別1200円。
意外と安いですよね。
早速、読み始めました。
残念ながら、仕事には活かせそうにありません。
でも、日本人の心の奥底を知る機会になるかも・・・。
当時の建物は、住宅というよりもモニュメント建築です。
公共建築物に近いですよね。
私の専門とは大分離れています。
でも建築業界に居て、住宅を供給する側の人間は、古代の人間がどのようにして自然に溶け込んでいたのかを知る必要があると思っています。
その技術・思いの延長が、今の省エネ・健康・快適住宅づくりに脈々と受け継がれていることを再確認できたらいいなぁー。
なんて思いながら、読み続けたいと思います。
そんな一冊だと思いますよ。
みなさんも、書店で見かけたらご一読ください。
本当に、字がちいさいですから・・・。
posted by Hoppy Red
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