絶対湿度

今日はアセットフォーの定休日。

生憎の雨ですね。

なんだか、ぐずついた天気が続きます。

思わず梅雨に逆戻りしたように感じます。

いまさらですが、梅雨の語源を調べてみました。

以下、ウィキペディアからの抜粋です。

漢字表記「梅雨」の語源としては

この時期は梅の実が熟す頃であることからという説

この時期は湿度が高くカビが生えやすいことから『黴雨(ばいう)』と呼ばれ、これが同じ音の『梅雨』に転じたという説

この時期は『毎』日のように雨が降るから『梅』という字が当てられたという説

がある。

普段の倍、雨が降るから『倍雨』というのはこじつけ(民間語源)である。

このほかに『梅霖(ばいりん)』、旧暦で5月頃であることに由来する『五月雨(さみだれ)』、麦の実る頃であることに由来する『麦雨(ばくう)』などの別名がある。

湿度が高くてカビが生えやすいから『黴雨(ばいう)』とは・・・。

あまりにもストレート過ぎて風情がありません。

梅雨に転じてくれて良かったと思います。

確かに、凄い湿気ですよね。

絶対湿度が20g/㎏DAを超えています。

絶対湿度と相対湿度、時々耳にすると思います。

その違い、ご存知ですか?

湿度とは、空気中の水蒸気の量や空気の湿り具合の程度などを表す量を言います。

空気中の水分量の比率を表すのに、空気を下記のように分類します。

乾き空気 ・・・水分が全くない状態の空気

湿り空気 ・・・ほんの少しの水分が混じっている状態の空気(一般に存在する空気)

飽和空気 ・・・これ以上水分を含むことが出来ない空気

 

私たちの周りにある空気は『湿り空気』といい、水分だけでなく酸素、窒素、炭酸ガスなどを含んでいます。

空気中の水分は水滴(液体)として存在しているのではなく、水蒸気(水が蒸発して気体になったもの)として存在しているので目に見えません。

湿度100%となると、もうこれ以上水分を含めない『飽和空気』という状態になります。

この状態で空気よりも冷たいものに接触し空気が冷やされると、空気中に含むことが出来る水蒸気は少なくなります。

その結果、水が水蒸気のままではいられずに接触面で水滴となる現象を『結露』と言います。

相対湿度と絶対湿度の違い

一般的に湿度というときは相対湿度を指していますが、他に湿度の表し方に絶対湿度があります。

相対湿度と絶対湿度について説明していきましょう。

相対湿度

ある温度の空気中に含みうる最大限の水分量(飽和水蒸気量)に比べて、どの程度の水分を含んでいるかを示す値で%RHで表します。一般的に湿度を表す時に使用します。

相対湿度

絶対湿度

湿り空気(一般に存在する空気)中の乾き空気(全て水分を含まない空気)1kgに対する水蒸気の重量割合を示し、g/kgDAします。

絶対湿度

電車を例にしてみます。

200人乗りの電車に100人乗っているとしましょう。

相対湿度は、電車の乗車率50%というのに似ています。

絶対湿度は、電車に100人乗っているというのに似ています。

事実はどちらも同じ「200人乗りの電車に100人乗っている」というものですが、言い表し方が違うし、目的も違います。

乗車率50%と言うと込み具合がわかります。

逆にこれだけからは何人乗っているのかわかりません。

乗車率50%という情報に加えて、定員200人というのがわかって初めて「50%=100人」だとわかります。

もし電車の定員が100人なら「50%=50人」になります。

一方、電車に100人乗っている、と言うと、100人が電車の中でいることがわかります。

逆にこれだけからは、込み具合はわかりません。

定員が500人ならガラ空きだそ。定員100人なら満員です。

100人乗っている、という情報に加えて、定員が200人というのがわかって初めて、「定員の半分しか乗ってないな」とわかります。

さて、なぜこのような2つの違った言い表し方(乗車率vs乗客数、または相対湿度vs絶対湿度)をするのか。それは目的が違うからです。

室内の快適さを求める時、温度と湿度をコントロールを考えます。

この時期は、温度を下げなくても湿度を下げれば快適に感じる場合も多いんですよね。

例えば、現在の室温が28℃、相対湿度70%だったとします。

ちょっと蒸し暑いでしょうか。

エアコンの設定温度を2℃ほど下げてみましょう。

温度を下げると空気中に含む事の出来る量が少なくなってしまいます。

つまり水蒸気量が同じであれば、相対湿度が上がってしまうんです。

逆に室温はそのままにして、除湿すれば湿度は下がることになります。

空気中に含まれる水蒸気が減るからです。

この時に除かれた水蒸気量がどの位かを知りたければ、絶対湿度の減少量をみるのが良いでしょう。

暑さ・寒さで大きく異なる相対湿度ではなく、空気中に存在する水蒸気量を目安に室内環境をコントロールする。

絶対湿度の目安は12g/㎏DAと言われています。

でも、夏場に湿度をそれだけ下げるのは大変です。

除湿機とエアコンの両方が必要になるかも・・・。

湿度を下げるよりも、温度を下げる方が省エネだったりします。

つくづく湿度管理は難しいと思います。

 

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posted by Hoppy Red 

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