〇〇帖用はあてになりません。

エアコンを買いに家電量販店に行くと、『〇〇帖用』という表示を見ることでしょう。

エアコンの冷暖房能力の目安にしている方が大勢いると思われます。

「暑さ・寒さは堪えるから、これよりもワンサイズ大きいものにしよう。」

なんて方もいるのではないでしょうか?

ご存知ですか?

この『〇〇帖用』という表記はJISに沿って計算されています。

でもJISで対象としているのは『東京にあるあまり断熱性能の高くない家』なんです。

もちろん日当たりも検討されていません。

一般的なエアコンの能力の算出基準を示しました。

最近の断熱性能の良い家であれば、この基準は目安にならない筈。

実際には建物の断熱性能や陽当たりによる効果を考えて、必要な能力を計算すると良いでしょう。

冷暖房負荷計算を行うことが出来る設計事務所・工務店に相談することをお勧めします。

以下に断熱性能別のエアコン選定の目安を示します。

上表と比較するとわかりやすいと思います。

レベル1が等級3に相当する、平成4年(新省エネ基準)です。

このレベルの家であれば、2.2kwのエアコンで夏は問題ありませんが冬は少し辛いことがわかります。

レベル3が等級4に相当する、平成11年(次世代省エネ基準)です。

現行基準(平成28年/改正省エネ基準)とほぼ変わりありません。

このレベルの家であれば、2.2kwのエアコンで夏であれば10帖、冬であれば8帖までいけます。

全住宅に占めるレベル3以上の住宅の割合は5~6%。

残りの94~95%の住宅はレベル2以下になるそうです。

そうなると、メーカーの言う目安は正解と言えるでしょう。

でも、レベル3以上の住宅であれば話は違います。

最近新築した家であれば、概ねレベル3以上の性能を有していると思いたい。

であれば、断熱性能を考慮したエアコン能力選定が必要です。

「大は小を兼ねるでしょ?」

なんて人もいるかと思います。

確かに、小さい能力のエアコンをめい一杯運転させるのは効率よくありません。

でも大きい能力のエアコンが動いたり止まったりを繰り返すのも、決して効率良いわけではないんです。

エアコンにはそれぞれ、効率の良い運転状況があります。

この状況で運転する事が出来れば、一番効率が良くなります。

不必要に大きなエアコンを買わなくて済む分、イニシャルコストが下がります。

買い替えの際の費用も同じです。

大は小を兼ねるとは限らない・・・。

そうそう、窓からの熱量の検討も重要です。

掃出し窓1つで、電気ストーブ並みの熱取得があるそうですよ。

冷房をかけながら、窓という名前のストーブで部屋を暖めていませんか?

人体や家電から発生する内部発熱も、思った以上に室温を上昇させます。

冬は有利側に働きますが、夏は不利側に働きます。

弊社でも冷暖房不可計算を行うことができますので、いつでもご相談ください。

 

 

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