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おはようございます。
夏休みが終わってしまいました。
FBをご覧いただいている方はご存知かもしれませんが、初日から家族サービスに明け暮れた6日間でした。
ご近所のママ友家族とのバーベキュー大会
エアコンクリーニング
アリアナ・グランデの来日コンサートやAKB48のジャンケン大会を横目に、ボリショイサーカス観覧
そしてメインイベントの清里旅行
くたくたの毎日でした。
写真は、サントリー白洲工場にて参加したウィスキー工場見学の1コマ。
ウィスキー樽の使用されているホワイトオーク材の説明をしていただきました。
そして、実際の樽を分解したパーツ展示です。
内側はバーナーで炙られ、黒く炭化しています。
この炙り具合が、ホワイトオークに含まれるタンニンなどの有効成分に作用して味や香りに大きく作用するんですって・・・。
ウィスキーの熟成に使われるホワイトオーク樽の中身を覗けるようになっていました。
写真上段左が比較的新しい樽。
そして右が詰めてから数年経過後のもの。
量と色の違いにお気付きでしょうか?
貯蔵中、年に数パーセントの割合で蒸発してしまうそうです。
そして濃くなっていきます。
この時に香りも強くなるそうです。
「あっ!」
「中身が減っている。」
「誰かが勝手に飲んじゃったのかな?」
こうした現象を、製造者側の人々は自然に対する感謝を込めて
『天使の分け前』
と呼んでいるそうです。
神様や、その下で働く天使達がおいしいお酒を造ってくれている。
きっと味見をしているんでしょうね。
少し位減っていても、目くじらを立てるものではありません。
「貯蔵年度が経っているものほど、量が減っていきます。」
「だから、古い物ほど高いんです。」
なるほど・・・。
洋の東西を問わず、お酒造りもまた、木の持つ特徴を活かしていたんですね。
今回、宿泊したペンションの寝室は8帖の和室でした。
外観はめーいっぱい洋風なのに、真壁造りの和室です。
天井仕上げは、中杢杉の敷目板張り。
檜柱に杉の造作材、壁はジュラクサンド塗りでした。
樹脂窓にLow-E複層ガラス。たぶんアルゴンガス入りだと思います。
L社のマイスターでしたから・・・。
断熱性能はわかりません。
でも窓にお金をかけている以上、それなりの性能は確保していると思われます。
天気は曇り時々雨。
気温は30℃前後だったと思います。
ここに家族3人+義母の4人で寝起きしていました。
とにかく湿度が高くて、夜はエアコンの温度設定を25℃にしていました。
木は呼吸をしています。
空気中の水蒸気を吸収・放散しながら、周囲の湿度が一定になるように自動調整する能力をもっていると言われています。
つまり室内の湿度が高いときは湿気を吸い込み、逆に乾燥しているときは水分を放出します。
なんと木の柱1本でビール瓶約6本分の水分を吸い込み、放出できるそうです。
ですから蒸し暑い夏や乾燥する冬でも、木の家の中は湿度が一定になりとっても快適。
風邪や病気になりにくい環境にしてくれます。
良く聞く話だと思います。
寝室の柱は12本、ビール瓶換算で72本分に当たります。
1本当たり500ccとして、36リットル分の水分を吸放出できることになります。
あれれ・・・、エアコンなんて要らない筈ですよね。
でも湿度は70%超。室温は26℃で一定していました。
明け方、廊下の温度は20℃を下回っていましたが、室温は26℃のまま。
大人×3人+子供×1人分+テレビの内部発熱のせいでしょうね。
呼気に含まれる水蒸気や発汗による水蒸気で、湿度もいっこうに減りません。
快適とは程遠い環境です。
セルロースファイバーによる断熱住宅には調湿効果を大きく謳っているものがありますが、その効果はそれほど大きいのでしょうか?
柱の調湿性と木質繊維のソレは同じ筈。
使用量の問題でしょ?
気密性を高め、熱交換型換気システムを採用し、エアコンの除湿能力に頼った家の方が快適だなぁーと思いました。
高原ですから、窓を開け網戸を締めれば涼しい風が入って来ます。
でも雨が入るし、湿度が凄い・・・。
こんな日は、窓開けられません。
機械に頼らない家もいいけど、天気に左右される家も残念な気がします。
1年中快適な国だったらいいんですけどね・・・。
posted by Asset Red
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