アスベストの処理

今日も、練馬・板橋の天気はパッとしません。

午後になってようやく晴れ間が覗いてきましたが、天気予報に依れば雨が降るかもしれない・・・。

青空が恋しいですね。

『FPの家 K邸』

解体工事が少しずつ進んでいます。

写真は隣の家越しに撮った1枚。

屋根の上の瓦がきれいに無くなっているのがわかります。

最近の建物は彩色スレート(コロニアルと言う商品名の方が有名ですよね。)や金属屋根が多いようですが、昔の建物は圧倒的に瓦葺きが多かったように思います。

今でこそ、『アスベスト』を含まなくなりましたが、以前の彩色スレートにはアスベストを含んでいました。

アスベストは、繊維状の天然鉱物です。

「アスベスト」の画像検索結果

その細さは毛髪の5千分の1と言います。

燃えないことから、『永遠不滅』を意味するギリシャ語が名前の由来なんだそうですよ。

安価で断熱性や吸湿性に優れ、鉄筋・鉄骨造りの建物に多く使われました。

吸い込むと中皮腫や肺がんを発症することが問題となり、2006年に製造・使用が原則禁止となっています。

見た目がロックウールに似ているので、勘違いする人もいるようですね。

「ロックウール」の画像検索結果

確かに見た目は似ていますが、ロックウールの方が繊維が大きく吸引による危険性がはるかに低いようですよ。

阪神大震災や東日本大震災では倒壊した建物から大量に飛散した事で、がれき処理をした作業員らが中皮腫で死亡し、労災認定されました。

採用された当時は特に問題とされていなかったのに、長い期間を経て使用禁止になったところは『ホルムアルデド』と同じです。

今後は、こんな事がないことを節に願います。

屋根材にアスベストを含有する建材が使われていた場合、撤去費用は30坪の二階建てで20万円程度(屋根の形状や面積によって異なります)になるそうです。

水や薬液で屋根材を湿らせながら飛散が起こらないよう、丁寧に手作業で剥がしていきます。

剥がした屋根材は密閉性の高い容器に梱包し、処分施設に運搬します。

外壁にアスベストを含有する建材が使われている場合、撤去費用は30坪の二階建てで30〜40万円程度(建物の形状や複雑さによって異なります)と少し高めになるそうです。

屋根材の場合と同様に外壁を湿らせながら、丁寧に取り外しを行っていきます。

屋根に比べると取り外す面積も多いのが、割高になる要因のようですね。

どちらもレベル3に分類されるため、これでも費用負担は少ないんだそうです。

瓦屋根やモルタル外壁の場合はアスベストを含んでいないため、こうした面倒な手間や費用は発生しません。

費用が割安で施工性が良いと言われる新建材ですが、長い年月の間に公害化することがあるとしたら採用時の調査はもっと慎重に行わないといけませんね。

現在採用している新建材の中に、予備軍がないことを祈りましょう。

弊社が採用しているスイス漆喰のメーカー『スイスウォール社』では

『自然素材でつくる家こそが体に優しく、未来へつながるサイクルを持続しつづけられるものである。』

として『バウビオロギー』という考え方を提唱しています。

『100%天然成分ということに安心せず、情報公開というゆるぎない安全性を追求する。』

弊社の家づくりも、こうした考え方を参考にしなければならないと思います。

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