CO2排出量

弊社でも、東日本大震災以前に積極的に勧めていたのが『オール電化住宅』。

ガスや灯油等を使わず、全てを電気で賄うため、発生する水蒸気量を抑えることで結露を防いだり、室内空気の汚染低減も可能。

深夜電気を利用することでお財布にもやさしいというのが売りでした。

弊社の場合はエコキュートを採用していましたが、中には電気温水器を採用している工務店もあったようですね。

エアコンではなく、蓄熱暖房も採用するケースが多かったようです。

深夜電気のお蔭で支払う光熱費は少なくてすみましたが、そもそも電気を熱に変えるのは、それほど効率の良い方法ではありません。

当然電気の使用量は増えますし、CO2の発生量も相当なものになります。

最近は、これらの工務店も電気温水器をエコキュートに切り替えているようですね。

エコキュートは、空気の熱でお湯を暖めるため(ヒートポンプを利用するため)電気温水器に比べて消費電力および発生するCO2が少ないのが特長です。

こうした建物を『新オール電化住宅』と呼ぶそうですよ。

弊社の建物がこれに当たります。

上のグラフは、札幌と東京(練馬)のCO2発生量を比較したもの。

次世代省エネ基準住宅(現行基準の家相当)と新住協の提唱する『Q1.0住宅』の違いがわかります。

以下、Q1.0住宅を説明した新住協/鎌田紀彦氏の記事をそのまま引用します。

北海道の高断熱住宅の標準となる北方型住宅(次世代省エネ基準を満たす住宅でQ値が1.6W/㎡以下)は、北海道の一般的な、ストーブで部分暖房をする住宅に比べ、約2/3の灯油消費で全室暖房が可能になります。

本州の次世代省エネ住宅が、一般住宅に比べて、全室暖房をすると2倍の暖房エネルギーを消費するのに対し、はるかに厳しい基準です。

この、北海道の高断熱住宅の暖房エネルギーを、さらに半分以下にしようとすると、地域によって差はありますが、おおむねQ値=1.0前後になることから、Q1.0(キューワン)住宅と名づけました。

そして、こうした住宅を北海道に普及させようと、NPO法人 新木造住宅技術研究協議会(新住協)の会員と技術開発を行いながら、住宅をつくりはじめています。(図1参照)

 

図1


話を元に戻しましょう。

次世代基準住宅の場合はオール電化が最も多くのCO2を排出し、新オール電化が最もCO2を排出しません。

また、その違いも大きくなっています。

でもQ1.0住宅の場合は、新オール電化が一番であることに変わりは無いものの、他との差はそれほどありません。

新オール電化で調理消費が大きくなっているのは、IHクッキングヒーターの影響です。

2次エネルギー消費で比較すると優位なIHヒーターですが、1次エネルギー消費やCO2排出量では不利になってしまいます。

沸騰するまでの時間が短く、煮炊き時の水蒸気量・CO2発生量も減り、煮炊きによる室内汚れも驚異的に少なくなる。

夢のような加熱調理機ではありますが、省CO2ではないようです。

弊社の建てる家のQ値は1.6~1.9W/㎡・Kですから、残念ながらQ1.0住宅には該当しません。

ですから、上のグラフよりもCO2の排出量は多くなります。

地球温暖化を抑制するために、もっとCO2の排出量を減らさなければ・・・。

給湯による消費エネルギーおよびCO2排出量は馬鹿になりません。

最近はエコキュートの採用が減っていますが、これを機に採用を促していきたいと思います。

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