夏型結露

仙台でお話した中に『夏型結露』に関するものがありました。

さらっとしか説明していません。

こんなこともあるんですよー。

だからご注意ください。

程度の内容です。

趣旨としては、繊維系断熱材には防湿シートの施工は絶対必要です。

でも、その防湿シートが夏型結露を生む原因になることを理解してください。

というものでした。

夏型結露って、なんだかよくわからないですよね。

もう少し、詳しい説明が欲しいという方がいましたので『デュポン タイベックスマート』のパンフレットの中身を抜粋して説明に変えさせていただきます。

『ベーパーバリア』という言葉をご存知でしょうか?

防湿・気密シートの事を言います。

これからの高気密・高断熱住宅には、たとえ温暖地であってもベーパーバリアの施工は必須となります。

でも、一般的な防湿・気密シートでは『夏型結露』の心配があるそうです。

木材の初期含水率が高ければ、夏場にムレてカビの発生や木材腐朽菌が繁殖することもあるようですよ。

こうなると躯体の耐久性を低下させ、住む人の健康を蝕むことになりかねません。

そもそも夏型結露やカビの発生の原因は

①室内外の水蒸気移動(温度勾配といいます。)

②温度上昇による構造材の蒸し返し

と言われています。

夏は温度勾配によって、壁の中の湿気は室内側に移動する傾向にあります。

一般的な気密・防湿シート(PEシート)が断熱材の内側に施工されている場合は、断熱材とPEシートの間の湿度が極めて高くなる恐れがあります。

とりわけ新築直後は、構造体や基礎コンクリートから放出される湿気が多く、壁体内の湿度は高くなりがち。

リスクが更に高まることになります。

通気層を伴わない壁体や屋根断熱構造であれば、なおの事、初期含水を放出することが出来ず通常のPEシートでは湿気を封じ込めてしまいます。

可変透湿シートのひとつであるタイベックスマートは、空気中の水分が少ない冬季は湿気を通さず、空気中の水分が多い夏季は湿気を通します。

上図は冬季のイメージ。

室内の湿気をしっかりとブロックし、壁体内結露を防ぎます。

そして、夏季のイメージです。

気密性能は確保しつつ、壁内にこもった湿気を室内に通します。

よって壁内結露は発生しません。

1年中を通して壁内結露を抑制し、壁体内の乾燥を促すのに、気密性能を損なうことがないなんて、なんて素晴らしいシートなんでしょう。

これも、水蒸気分子の大きさが空気分子よりも小さいからなんです。

湿度条件に応じて変化する特殊樹脂をコーティングしたタイベックスマートは、透湿抵抗を変化させることで、湿気の出入りを調整することが可能です。


当日さらっと説明した『WUFI』によるシュミレーションによれば、PEシートを断熱材の内側に施工した場合とタイベック・スマートを施工した場合の違いは明確です。

オレンジがPEシート、青がタイベックスマートです。

オレンジの方は湿度が高く結露リスクが高いことを示していますが、青の方はそれほど高くありません。

尚、シュミレーション条件は以下の通り。

Ⅳ地域仕様

 外装材:12mm

 通気層:20mm

 タイベックシート:0.1mm

 外壁合板:12mm(初期含水75㎏/㎡)

 断熱材:高性能グラスウール16K(t:90mm)

 PEシートもしくはタイベックスマート

 石膏ボード

気候は神戸市365日24時間の気象データーを利用

室内環境

 気温:22℃±4℃

 湿度:60%±10%

期間は2012年6月24日から3年間

測定部位は気密シートと断熱材の間

旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社調べ

もちろんPEシートと同様に、繊維系断熱材を隙間風から守り、暖房効果を高めることは言うまでもありません。

こうした施工をしなければならないなんて、繊維系断熱材って色々と難しいですよね。

世の施工者の皆様は、本当にこんな面倒でお金のかかることをやっているのでしょうか?

やっていないとしたら・・・。

怖くて書けません。

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