気流止めの重要性

今朝も、先日のセミナーについて書きたいと思います。

今回は『気流止め』の重要性。

ここで、使われていたのが『QPex Ver.3.50』という暖冷房エネルギー計算プログラムです。

弊社でも、ひとつ前のバージョンを使っています。

1~2時間ほどの時間で、建物の消費エネルギーをシュミレーションすることが出来る便利なソフトです。

窓の性能やサイズを変えてみたり、断熱材の厚さを変えてみたり・・・。

簡単に消費エネルギーの増減を比較することが可能です。

セミナーの中で試算されたのは、こんなプランでした。

自立循環型住宅のモデル住宅ですね。

①厚さ50mmのグラスウール住宅(既存)

②厚さ100mmのグラスウールに変えた場合

③①に気流止めおよび気密化を施した場合

④②に気流止めおよび気密化を施した場合

⑤現行省エネ基準相当の家

⑥Q1.0住宅レベル1

⑦Q1.0住宅レベル3

上記7ケースで熱損失と暖房エネルギー消費量を比較したのが、次のデーターです。

練馬区で、平均室温を18℃に設定した場合の灯油の消費量となっています。

既存住宅の断熱材を厚くする事で得られる省エネは359リットル。

18円/リットルで計算すると、6462円のメリットとなります。

これに対して、断熱材の厚さをそのままにして気流止め及び気密施工をした時の省エネ効果は910リットル。16380円となります。

さらに断熱材を厚くすれば1184リットル、21312円のメリットです。

現行省エネ基準相当の家が611リットルですから、その差362リットル。

窓の断熱化をすれば、充分届きそう。

でも断熱材の補強を行おうとすれば、それなりに費用が掛かります。

気流止めと気密化工事であれば、費用を抑えることが出来そうです。

壁の中の冷気上昇を防げるため、壁内結露を防止することも可能です。

断熱改修の需要は今後増えていくでしょう。

窓の断熱施工は簡単で効果も高いですが、費用もそれなりに高くなります。

断熱補強をしなければ、窓に結露が無くった分、内部結露が増えるかもしれません。

せめて、気流止め施工くらいはしたいですね。

ビニールクロスを丁寧に貼り、コンセントに防気・防塵カバーをつければ、ある程度の気密化を図ることも可能です。

C値であれば、2.0位にはなるそうです。

この位の気密性能であれば、換気システムを導入しても省エネには貢献しないようですね。

リフォーム業者に唆されないよう、ご注意ください。

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