環境調整行動からみた住環境教育

今日から3日間、アセットフォーはお休みです。

今回も昨日に引き続き

技術堂出版 刊

住まいと環境 東北フォーラム 編

住まい環境

プロフェッショナルからの提言

から、一部を抜粋してご紹介します。

窓の開閉を始め、ブライントなどによる調光・暖冷房・換気設備の運転・電灯照明の操作・居住者自身の状態変化(滞在場所・姿勢・着衣量など)、そしてその他全般の居住者による自主的な室内環境調整操作を『環境調整行動』と呼びます。

これまで住居模型実験などを用いたワークショップ(作業を伴う体験学習)や、居住空間での環境モニタリングを導入したワークショップを実施して、住環境への意識が高まった結果として環境調整行動が変化したことを確認しました。

居住空間でワークショップのように、日常的に習慣として続けられるような学習プログラムが効果的と言えそうです。

住宅のエネルギー消費量は居住者の生活スタイルによる影響を受けますが、それは日々の環境調整行動を積み重ねた結果と言えます。

我が国の省エネルギー・環境共生技術は世界に誇るべきレベルにあり、産業・運輸部門では成果を上げていますが、居住者(意志決定者)が多い為規制管理の難しい家庭・業務部門は、技術開発が進んでいるにも関わらずエネルギー消費が増加する傾向にあります。

これを乗り越えるためには、環境に充分配慮した住宅・建物を増やしていく一方で、居住者ひとりひとりがその性能を理解し、適切な環境調整行動がとれる(住みこなせる)ように意識することが大切です。

住環境に関する情報は一部の専門家だけではなく広く社会で共有されるべきであることは近年になって認識されるようになりました。

これを受けて日本建築学会では、住環境教育に関する情報収集を行い、実践事例や教材そして今後の可能性についてまとめた住環境教育用教材『学校のなかの地球』(技報堂出版、2007)を刊行しています。

タイトルに『学校』とありますが、これは児童・生徒といった初学者を普及対象の基本と考え、教室や校舎・校庭を住環境教育の教材に見立てているからです。

一般の社会人の方でも、この教材で体験してみると住環境の中に何か新しい発見ができるかも知れません。

外気の風に今一度思いを巡らし、窓を開けて迎え入れることができれば、自分にも自然にもやさしい暮らし方に繋がっていくのではないでしょうか。

これって、いくら建物を省エネ化しても、そこに住む人の工夫が続かなければ『自分にも自然にもやさしい暮らし』はできないということなんでしょうか?
例えば、パッシブハウスで暮らす人はアクティブでなければならない。
みたいな・・・。
なんか違うような気がします。
こうした住育は必要だと思いますよ。
建物の外皮性能を高め、パッシブデザインを採りいれ、最大限の努力をした上で、それを使いこなすことは正しいことだと思います。
何故なら、そうした環境でアクティブに動くことは喜びや楽しみに繋がると思うから・・・。
でも、たいした工夫もせず、ほどほどの性能しかない建物で、精一杯アクティブに動くことは苦痛でしかないと思うんですよね。
あるべき姿を語ることもなく、ゼロ・エネルギー・ライフを勧められても・・・。
困っちゃいますよね。

 

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posted by Hoppy Red 

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