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先程現場から帰って来ました。
『FPの家 K邸』
無事、建て方完了です。
簡単にご紹介したいと思います。
朝一番、金物締めから作業スタートです。
その後ネダノン合板を梁の上に敷き、150mm間隔でN75釘を梁に留め付けます。

準防火地区に建つ3階建ての場合、弊社では厚さ30mmのネダノン合板を採用しています。
以前は『QF045』と言う厚さ28mmのネダノン合板を採用していましたが、東日本大震災以降作っていた工場が無くなってしまい使えなくなってしまいました。
わずか2mmの違いとはいえ、持ち運んでみると結構違いますよね。
早く復活して欲しいと思います。

合板を敷き終えると、2階柱を立て、梁を運びます。

梁の先端を撮ってみました。
左の2本は構造用集成梁、右の1本はLVL梁です。
梁長いし、梁成大きいし、建て方苦労するだろうなぁー。

ポターンで梁を吊り上げます。
最大荷重は100㎏。意外とパワーないんですよね。


そうそう、先日のブログで弊社は通し柱部分にのみ金物工法を採用していると書かせていただきました。
そしてその理由は、在来の仕口は柱の断面欠損が大きいからとも書かせていただきました。

上の写真が、問題の在来仕口です。
先端の加工を『二段ホゾ』と言います。

このホゾを通し柱に開けられたホゾ穴に挿し込みます。
写真の箇所は1箇所しか穴が開いていませんが、場合によっては3方からホゾが挿し込まれるケースもあるんです。
やはり、心配です。
今回の場合は、階段の廻り部分の柱であり、ホゾも1か所しか挿し込まれない為、在来仕口とさせていただきました。
ステージの上を残して、3階床の施工が終わりました。
ステージを解体し、2階床梁の施工を開始します。


梁を格子上に組み上げ

金物を締めます。


その後ネダノン合板を敷き、釘を留め付けます。

そしてステージのあった部分の3階床組を施工します。

床梁施工完了。

ネダノン合板を揚げます。

金物を締め、合板を敷きます。

1階部分・2階部分とも、柱の建て入れ検査も行いました。

柱に防風下げ振りを固定し、重りの先端が十字の真ん中に来るように躯体の歪みを修正すれば完了です。

こんなつっかえ棒を使い、修正します。
地上ではプレカット垂木と筋違を積んだトラックが来ていました。

早速、荷台から材料を降ろしてもらいます。


それを合板施工の終わった3階床に揚げます。

揚げた材料は、番付を目安に並べていきます。


そして柱を立て、小屋梁の施工を開始します。

作業が押してきたので、私もめい一杯手伝いました。
写真撮影はほったらかしです。

いつの間にか、辺りも暗くなってきました。



祝上棟です。
無事、建て方作業完了しました。

明日は、木材劣化対策工事を行います。
大工さんはお休みです。
大工さん、足場屋さん(弊社では足場屋さんに建て方をお願いしています。)お疲れさまでした。
posted by Asset Red
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