工事再開しました。

今日の練馬・板橋は暖かいですよ。

ニュースでは、最高気温が17~18℃になるんだとか・・・。

でも夕方になると急激に寒くなるそうですから、皆様もご用心を!

『FPの家 K邸』

ようやく、工事再開となりました。

現場に納入された厚さ18mmの『防腐胴縁&防腐大貫(以下通気胴縁)』を撮ってみました。

透湿防水シートの上に所定の間隔で打ち付け、通気層を形成するための重要な部材です。

緑色に見えるのはACQと呼ばれる防腐剤を加圧注入しているからなんですが、この『防腐処理』に関して相変わらず問題が続いているそうです。

ACQとは、ヒ素やクロム化合物を含まない、JISおよびJAS規格の安全な防腐・防虫剤です。

木材に塗布するのではなく加圧注入するため、木材内部に浸透し防腐・防虫効果が長持ちします。

薬剤が固着すると揮発や流出がなく汚染の心配もないので人にも安全です。

銅と第4アンモニウム塩を配合した環境に優しい防腐剤で、天然木の腐敗菌・シロアリ・木喰い虫から材木を守り、強い効力を長期にわたって発揮します。

塗布後は、緑色をしていますが、数ヶ月間外気にさらされて暖かみのある茶色に変わり、最終的には灰色になります。


えっ、どんな問題化ですって?

そもそも、通気胴縁は木製です。

木製である以上、当然腐朽の恐れがあります。

そこで防腐処理(防蟻処理を兼ねるケースもあります。)を行い、木材の劣化を防ごうとする。

これって、至極まっとうな事ですよね。

でもここで、ある問題が発生します。

①透湿防水シートの表層に設けられた防水層は、防腐剤に含まれる『界面活性剤』に触れる事で、防水性が低下してしまう。

②通気胴縁を留め付ける為の釘・土台水切が、防腐剤に含まれる銅成分に触れる事で錆びてしまう。

そこで多くの施工者は、通気胴縁を防腐処理材から腐朽菌に比較的強いと言われる樹種(ヒバやヒノキなど)に変更するなどの対応をしているらしい・・・。

でも一般に流通している『樹芯の無い辺材』では、ヒバ・ヒノキと言えども『耐朽性(腐朽菌に対する耐性)』を期待することは出来ません。

そもそも、通気層は(少なくても昼間の間)常に上昇気流があるため、空気が滞留することもなく腐朽しにくい環境と考えられます。

よって、必ずしも防腐処理する必要がないとも言えるでしょう。

実際木材劣化対策の中でも、通気胴縁の防腐に対しては不問とされています。

だから、防腐処理しなくてもいいじゃん!という事らしい・・・。

でも、出来ることなら防腐処理された木材を使いたいですよね。

だって、外壁材の隙間などから侵入する雨水は元々想定範囲であり、それに対する漏水対策として透湿防水シート施工が必要とされている訳で・・・。

万が一透湿防水シートの防水性に頼る場面になった時に、その水分が通気胴縁を傷める可能性だってありますよね。

と言うことで弊社では、タイベックシートを採用しています。

このシート、以前にもブログに書かせてもらいましたが、防腐剤による防水性の低下が少ない事が確認されています。

そして、従来のシートの耐久年数が10年なのに対して30年相当の耐久性を有しています。

(そもそも、従来の耐久年数10年って短すぎますよね。)


えっ、「①については判ったけど、②はどうなんだ?」ですって・・・。

②は、防腐剤に含まれる銅成分と釘や土台水切に使われる金属との電位差による電蝕が原因とされています。

電蝕の場合、錆びるのは表面だけで錆がさらに進むケースは少ないと言われています。

もちろん、結露や雨漏れなどで常時継続的に濡れている場合は別です。

また加圧注入の場合、薬剤の揮発・流出も少ないと言うし・・・。

そんな訳で、②については無視することにしています。

話を戻しましょう。

今日搬入された通気胴縁の取付け施工を、朝から始めました。

その様子は後日お知らせしますが、木曜日いっぱいで施工を終える予定です。

また前後して、土台水切や軒天ボードの施工なども行われます。

来週半ばには、ラス網の施工も始まる予定です。

太陽光発電の為の配線や給水・給湯配管や

追炊き配管の施工も終わり

ユニットバスの施工も今日で完了する予定です。

電気配線も始まりました。

高断熱・高気密住宅の場合、電気配線や水道配管も『注意すべきポイント』がたくさんあるんですよね・・・。

14日の構造見学会に向けて、少しづつ現場が進んでいます。

色々と見てもらえると思います。

今回の見学会は、完全予約制となっています。

もし見学を希望したいという方は、事前に弊社までご連絡いただけるようお願いいたします。

 

 posted by Asset Red

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