試しにやってみました。

今日の練馬・板橋も寒かったですよー。
とにかく風が冷たい・・・。
明日の見学会、待機時間がつらいかなぁー。
『FPの家 K邸』
予約者限定見学会の為に、新しい試みを行います。
今日は、そのための準備をしてきました。
わかりにくい写真で申し訳ありません。
2階リビングの外部に面した壁を撮ってみました。
床の黒い物は、制振ゴム。グレーの高比重石膏ボードの上に一部敷き込んでいます。
見学会当日、じっくり見てもらえると思います。
そして写真左の壁は、FP壁パネルの内側に貼られた面材耐力壁『ハイベストウッド』です。
中央の柱と柱の間には、断熱材が入っていません。
後ろに見えているのは、外壁下地の面材耐力壁『ハイベストウッド』です。
その右側の緑色の物は、プラチナFPパネルとなります。
いつもであれば中央にもFPパネルが入っているんですが、今回は敢えて入れていません。
今回の見学会では、ここに繊維系断熱材を入れて、お客様にその施工を見てもらう企画なんです。
FPパネルと繊維系断熱材、直接手で触ったりじっくり観察していただきます。
感想も聞いてみたいですね。
今回用意したのは、パラマウント硝子工業のハウスロンプレミアと言う製品です。
高性能グラスウール16KG/㎡、熱伝導率は0.038W/m・kになっています。
良く使われている断熱材だと思います。
写真の梱包には厚さ100mm×幅395mm×長さ2740の断熱材が8枚(およそ3.0坪分)入っていて、設計価格は17100円/本となっています。
梱包を開けると写真のように、2つ折りの断熱材が入っています。
グラスウールの廻り6面全てがフィルムで包まれた『耳つきタイプ』となります。
まずは、断熱材を入れる壁の内法寸法(内-内寸法)を計測します。
巾350mm×高さ2730mm。
次にグラスウールの裁断です。
まずは、フィルムを剥がします。
そして、裁断する位置に目印を書き込みます。
その時、巾方向は+5mm。
長さ方向は+10mm長くするのが秘訣なんだそうです。
目印に定規を当て
カッターで切断。
引き続き、長さ方向も切断します。
グラスウールの後ろに付いたフィルムもきれいに剥がし、裸の状態にして壁の中に充填します。
繊維系断熱材は押し込み過ぎてもいけないし、隙間があってもいけません。
ちょうどいい寸法に裁断し、壁の中に充填したら、凹んだ部分をカッターの歯などを利用して柱面まで戻します。
断熱材の充填施工、完了です。
グラスウールって、丁寧な施工が求められる断熱材なんです。
上図は、グラスウールの施工状態による熱貫流率の違いを表した表となります。
これを見ると、いかに正しい施工が重要か理解できると思います。
柱と断熱材の間に隙間があってはならないし、大きい物を押し込んでもいけません。
簡単そうですが、いざやってみると、意外に面倒臭いですよ。
その後、剥がしたシートを上に被せ、耳の部分をタッカーで躯体に留め付けていきます。
留め付け完了です。
シートに穴や切れ目がないか確認するのも大切です。
上イラストは1m×1mの石膏ボードに2cm×2cmの穴を明けた場合と、穴の無い場合とで、水蒸気移動量がどの位違うかを計測した結果となります。
その差は実に90倍、少しの穴でも大量の水蒸気が移動する事がわかりました。
繊維系断熱材は、水蒸気を含む事で大きな性能低下を招きます。
断熱材内側に切れ目なく、隙間のない防湿シート施工を行う事は、暖かく内部結露を防ぐための必須施工と言えるでしょう。
切れ目かありました。
ここに防湿テープを貼ります。
発泡プラスチック系断熱材と違い、ふわふわしていて貼りにくいですね。
なんだかすぐに剥がれてしまいそうです。
でも、この上に石膏ボードを貼るので心配はいらないそうです。
FP壁パネルと繊維系断熱材、叩いてみると安心感がかなり違います。
贔屓目で見ているからでしょうか?
断熱性能は比較するまでもありませんね。
プラチナFPパネルの熱伝導率は0.020W/m・k、高性能グラスウール16kの熱伝導率は0.038W/m・kとなります。
両者の断熱力(熱抵抗)はそれぞれ、5.25と2.63。
プラチナFPパネルと同程度の断熱性を得るために必要なグラスウールの厚さは199.5mmです。
明日はストーブを使って室内を少し暖め、サーモカメラで両者の比較をしてみようかな・・・。
性能差がうまく写るといいんだけど・・・。

 

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