熱伝導率を左右する因子

断熱材の熱伝導率は種々の因子によって変化します。

温度

密度

吸水性

今回は、吸水性と熱伝導率の関係について書かれたものを紹介させていただきます。

材料の断熱性を低下させる最大の原因は吸水です。

材料内に水分が含まれると、含まれた水分は0℃以上であれば液体として存在します。

そして0℃以下であれば固体(氷)として存在します。

水の断熱性は、一般的な断熱材の1/15程度であり氷に至っては1/70に過ぎません。

つまり断熱性が低い・・・。

優れた断熱材であっても、それは乾燥状態が保たれていればの話です。

吸水すれば水もしくは氷程度の断熱性しかありません。

また吸水・吸湿することは単に断熱材の性能低下に留まらず、カビ・腐朽菌の発生を促し建物の劣化をもたらす原因になります。

断熱材内部の水分が、気体・液体・固体として存在する場合の熱伝導率の増加は次の通りです。

断熱材に湿気を近ずけない。

湿気に強い断熱材を使う。

重要なことだと思います。

ところで、断熱材の断熱性能ってどの位の湿度で決められているのでしょうか?

相対湿度と熱伝導率の関係を見ると、40~60%時の断熱性能は2割程度悪くなっているようです。

100mm厚のグラスウールが80mm厚のグラスウールになる訳ですよね。

仮に完璧な防湿施工が出来ていて、室内の湿気を全く吸わないとしても外気の影響は受けますよね。

雨の日であれば80%なんて場合もあります。

繊維系断熱材内部の相対湿度も当然80%になってしまいます。

まさか、乾燥状態の性能値じゃないですよね。

断熱建材協議会 著

断熱建材ガイドブック

建築技術 刊

より一部を抜粋・複写させていただきました。

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