参加してきました。

昨日の現場ブログはお休みしました。

何故か?

①雨で現場に動きが少なかったから。

②『HEAT20』2018年報告会に参加していたから。

報告会は四谷区民ホールで13時~17時まで行われていました。

開催に先立ち、午前中は賛助会員による意見交換会も行われていて、こちらにも是非参加したかったのですが仕事の都合で参加できず・・・。

次回こそ、参加したいと思います。

報告会では、

HEAT20グレード住宅の検証中間報告

共同住宅のG1・G2を考える

その建設地点のG1・G2をどう考えるか(UAの補正)

HEAT20はこれから何を目指すのか

そして

有識者と賛助会員によるパネルトーキング

が発表されました。

会を通じて思ったことを書かせていただきます。

そもそもこの集まりは、国の推奨する省エネ基準に対して上位にあたるG1・G2グレードを設定し、その優位さを省エネや健康の点で具体的に示してくれる団体の報告会です。

当然、人気も高く人々の注目を浴びています。

毎回、得られるエポックも非常に貴重で業務に役立つものばかり。

でも、今回はなんとなく雰囲気が違います。

閉会後のFBで私は、こんなメッセージを投稿しました。

「HEAT20の報告会に参加してきました。

岐路なんでしょうか?

皆様、色々と考えているようです。」

FB友達のカオル建設K氏からは

「荒井さんが仰るように岐路だと思います。

鈴木先生の言われていることは昨年からも、かなり変わりました。

そして午前中の賛助会員の意見交換会の際にされた話からも変化していました。」

これを受けて、鈴木先生からはこんなメッセージを戴いています。

「岐路ではなく、新たな展開のために歩かなくてはならない道だと思っています。

引き続きよろしくお願いします。」

パネルトーキングに参加していた賛助会員の方々は、既にG2グレードを大きく上回る性能の家を建てている方々ばかりです。

中にはパッシブハウスしか建てない方もいらっしゃいます。

でも、彼らが立てる建物はG2グレードにしかなりません。

(G2超グレードとしても良いかもしれませんが・・・。)

室内の最低室温も18℃以上となっていて、今更G2グレードを意識する必要もないと思われます。

「何故あなた達は、HEAT20のG2グレードに拘るのか?

既に超えてしまっているでしょう。」

というような質問が進行役の南雄三氏から出ました。

その通りですよね。

彼らは、こんな事を答えてくれました。

HEAT20の示す住宅シナリオをお施主さまに伝えることはありません。

むしろ、実際に建てた建物を体感して戴く。

季節柄、それが出来ない時期であればリアルデーターをお伝えする。

彼らにしてみれば、G2グレードの外皮性能+部分間歇暖房なんて快適でもないし省エネでもない。

でも、現行の省エネ基準ではもっとダメ。

HEAT20を指示するしかない。

早くその上のグレードが欲しい・・・。

なるほど・・・。

HEAT20側も、色々と考えざるを得ないなぁー。

そもそも、10℃・15℃という温度設定はどうして?

南氏から会場の皆様に質問が投げかけられました。

「・・・。」

壇上の鈴木先生曰く、

「10℃は結露を防ぐ温度です。

最低室温が10℃を上回れば、結露の心配は少なくなる。」

「そして、15℃は健康を守る温度です。

健康を守ると言うと、岩前先生から異論が出るかな?

15℃以上を保てれば、ヒートショックを防ぐことが出来る。

21℃以上が推奨温度という報告もあるが、これについては研究者に譲りたいと思います。

上位グレードの温度設定を18℃以上にすべきという話も出ています。」

そして

「住宅シナリオの中でよく使われる『室温15℃の割合が〇〇%にするには』という表現、

これってどうゆう事かわかります?」

という会場への質問が投げかけられます。

「・・・。」

以下、壇上の先生方から出た話を記憶を頼りにまとめてみました。

トイレや玄関、リビングをそれぞれ1室とカウントするそうです。

収納は含みません。

4LDKの2階建て住宅であれば

LD

K

トイレ×2

玄関

廊下×2

階段

寝室×4

こんな感じでしょうか、締めて12室となります。

これに時間数を掛けます。

12室×24時間×365日=105,120ポイント

ここで言うポイントは1室の1時間を言います。

こうした各建物ポイントを件数分合計し、

部分間歇暖房を20℃に設定した場合の特定地点の気象条件下に、15℃を下回るポイントを計上し、

全体ポイントの割合を算出した値なんだそうです。

「G2グレードの建物であれば、部分間歇してるケースなんてほぼないのでは?」

なんて意見も出ていました。

その通りだと思います。

HEAT20の果たした役割は非常に大きいと思います。

だからこそ、今後の動向にも期待します。

賛助会員の一員として、出来うる協力は惜しまないつもりです。

でも、どの方向に進めればいいのか・・・。

色々と難しいですよね。

賛助会員の方向性は割と一致していると思われます。

でも正会員の意図は、各社マチマチ。調整も大変だろうなぁー。

賛助会員の意見交換会の資料を戴けるようにお願いしてきました。

今報告会の資料は、HEAT20のHPでアップされる筈。

でも意見交換会の資料は公開されません。

早く見てみたい・・・。

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