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アセットフォーの連休2日目。
台風近づいていますね。
被害が無いといいんですけど・・・。
昨夜は上野で行われた『土佐の棟梁が削る鰹節と土佐料理を囲む懇親会』に参加して来ました。
解隊屋ゲンさんでも有名な曳家岡本の岡本社長が幹事を務めるだけに、いつもとはちょっと変わったメンバーでした。
話が盛り上がる、盛り上がる・・・。
会場中のそこかしこでおっさん達が何故か立って熱い話をくり拡げています。
刺身や叩きを中心とした土佐料理もおいしかったですよ。
醤油が甘いんですね。
でも、一番おいしかったのが鰹節でした。
削りたての本枯節の腹部分を、思う存分食べました。
何もつけずに
にんにく醤油をつけて
ゆず醤油をつけて
最後は温かいご飯の上に載せ、醤油を掛け、猫まんまにして・・・。
須賀大工が鰹節専用の大きなカンナで、どんどん削ってくれます。
削った面を見せてもらうと、ツルツルピカピカできれいなんですよね。
鏡のように周りの景色が映っていました。
最後は、前に座ったセルローズファイバー愛好家とのプチ談義です。
もちろん断熱材論争。
テーマは気密施工の是非についてでした。
セルロースファイバーは天然素材&調湿素材だから、防湿・気密シート施工は要らない・・・。
というアレです。
話を聞いていると、良い事ばかりです。
全てを信じていいのかな・・・?
セルロースファイバーメーカーに聞くと、透湿・防湿シートの施工が原則なんですよね。
最後には、こんな事を言われました。
「断熱を高めるために、湿度対策を怠っていいのでしょうか?」
そこなんですよね。
私と立ち位置がまるで違います。
「湿度コントロールは機械でもできますよ。」と返したら
どうやら、機械換気不要論者のようですね。
「湿度管理をするために、機械を使うんですか?機械は壊れますよ。」
と言われました。
「内装材に調湿効果の高い自然素材を採りいれたらどうですか?それなりに効果が期待できるでしょう。」
「断熱材としてでは無く、調湿・吸音材としてセルロースファイバーを内側に施工しても良いし・・・。」
「そもそも最低限の冷暖房は必要な訳だし、機械を否定するのもどうかと思いますよ。」
「最低限の冷暖房とは?」
「冬季家中全てが19℃を下回らないようにしなければならないでしょ。」
「夏だって、28℃位にしたいし。」
「機械に頼らない湿度管理を実現する為に、断熱を怠っていいんですか?」
たぶん、永遠に平行線だと思います。
閉会に伴い、早々に帰ってきました。
場所を変え、話を続けても良かったんですけど・・・。
繊維系断熱材の基本は
①風による保温力低下を防ぐ防風層
②湿気の移動を妨げない透湿性の高い面材体力壁
③連続する気密・防湿層
そして、ていねいな施工です。
内部の動かない空気に保温力を依存する繊維系断熱材にとって、①②③は絶対必要だと思うんですよね。
湿った断熱材は大きく断熱性能を落としますし、沈降による断熱欠損を引き起こします。
調湿と言いますが、そもそも吸湿量よりも排湿量の方が少ないんですよね。
熱移動を防ぎつつ、水蒸気だけがうまく中から外に移動してくれればいいんですけど・・・。
この談義も含めて、面白い企画でした。
岡本幹事、お疲れさまでした。
須賀棟梁、おいしい鰹節ありがとうございます。
今度は本場土佐でお会いしたいですね。
posted by Hoppy Red
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