断熱材の選び方

雨の朝。

日曜日で現場が休みとはいえ、やっぱり憂鬱です。

気をとりなおして、がんばらなきゃ!

ということで、前回の続きです。

断熱材は素材の性質と厚みで決まります。

まずは断熱材の性能の違いを比較する方法を考えてみましょう。

一般的に断熱性能は『熱伝導率(λ値)』『熱抵抗値(R値)』で表されます。

λ値とは、同じ厚さの断熱材を比較して熱の伝わり方を示す値です。

その値が小さい程熱が伝わりにくい事(断熱性能が高い事)を表します。

単位はW/㎡・K。

R値とは、実際に使われている断熱材の厚さを加味して熱の伝わりにくさを示す値です。

その値が大きいほど熱が伝わりにくい事を表します。

単位は㎡・K/W

ちなみに一般的に使われる3種類の断熱材の性能を比較してみると、次のようになります。

λ値には、実際に使用される場合の断熱材の厚みが考慮されていません。

よって、施工時の一般的な厚みを考慮した断熱性能はR値で示される事になります。

せっかくλ値の小さい断熱材を選んでも、実際の施工時に厚みが薄ければ結果として断熱性能は低くなってしまうこともありますよね。

断熱性能はR値で比較することをお勧めします。

ちなみに弊社が使う2種類の断熱材の場合のλ値・R値はこうなります。

①厚さ105mmのFP壁パネル・・・λ値:0.024/R値:4.375

厚さ105mmのプラチナFP壁パネル・・・λ値:0.020/R値:5.250

それぞれ、高性能グラスウール16Kの1.56倍/1.87倍のR値です。

凄いでしょ?

こんな表示のついた断熱材もあります。

見つけた時は、熱抵抗値の欄をご確認ください。

でも、FPパネルも良いことばかりではありません。

それが価格です。

上図はそれぞれの断熱材の㎡当たり価格を熱抵抗値で割った値を比較したものとなります。

FP壁パネルは高性能フェノールフォームと同じ位でしょうか?

FP壁パネルは単なる断熱材ではありません。

木枠と断熱材と防湿・気密材が一体となった構造パネルです。

もちろん耐震・耐風にも寄与します。

でも、グラスウールに比較すれば高価なんです。

同じ性能であれば、安価な方が良いですよね。

同じ性能?

住まいの断熱性能を示す数値には、λ値・R値の他にも色々あります。

例えば『Q値』。

そして『C値』。

どちらも、住宅全体の断熱性能を示す値です。

双方とも値の小さい方が高性能となります。

前者は設計による良し悪し、後者は施工による良し悪しの評価基準といえるでしょう。

Q値が小さくても、C値が大きい家は断熱性能を発揮することができません。

性能の良い家にするには、熱伝導率の小さい断熱材を厚く、隙間なく、丁寧に施工する必要があります。

気密シートを連続して施工したり、配管・配線廻りの処理を丁寧に行ったり・・・。

とにかく精度を高める必要があります。

つまり施工のしやすさも断熱材の性能のひとつなんです。

先述のコストには、こうした費用は一切含まれていません。

続く・・・。

何回かに分けて、ご紹介しています。

旭ファイバーグラス㈱

体感原理

というパンフレットから、その一部を抜粋・転載させてもらいました。

気が短い方は、ネットで検索してみてください。

見つけられると思いますよ・・・。

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