完成現場見学会を開催します。

今朝のブログは盛りだくさん!

ちょっと、情報多過ぎかも・・・。

まず1つ目はコレ!

こんな感じの狭小地に建つ

こんな感じの家

名付けて『背高のっぽの家』の完成見学会を開催します。

本当は『FPの家 Y邸』なんですけど・・・。

開催日時は本日の10時~16時となっています。

会場はこんな感じに、なっています。

あっ、完成見学会ですから、展示はこれぐらいに抑えています。

あくまでも建物を見て、感じて貰うのがメインですから・・・。

一応、新書籍の紹介コーナーもあります。

是非、手に取ってご覧ください。

久し振りの完成現場見学会です。

準防火地域の狭小地に建つ省エネ住宅のアレコレを是非、ご確認ください。

スタッフ一同、お待ちしています。

そして2つ目はコレ!

昨日、見学会の準備の合間に『気密性能測定』を行いました。

初めての完成気密となります。

ご入居後の建物での気密測定の経験はありましたが、未入居の建物の気密測定は今回が初体験。

ワクワク&ドキドキの体験でした。

気密測定技能者のKさんも、テーピングに気を使っている様子です。

いつものように床養生もしてないしね・・・。

24時間換気システムの電源を落とし

全ての排気口にマスキングしました。

換気システム自体の排気口を塞ぐ事は出来ません。

自然給気口も閉じました。

排気シャッター付レンジフード及び電動給気シャッターも念のため、養生テープで塞ぐ事にしました。

本来、設備の排水口を塞ぐ必要ありません。

通水試験をすれば、トラップに水が張られ、封水されるから。

でも、念のためテープで塞ぎました。

準備完了です。

試しに測定してみました。

あれ?

思った以上に気密が良くない・・・。

あっ!

排気口の塞ぎ忘れがあることに気がつきました。

「すいません、床下収納庫の中の排気口を塞ぎ忘れています。」

早速、収納庫内に入り排気口に手を当ててみました。

凄い風量です。

排気口が給気口になっています。

丁寧に養生テープで穴を塞いできました。

ついでに玄関ドアに手を近づけ、隙間風を調べてみました。

やっぱりあります。

錠廻りと敷居付近、そしてドア上下の枠とドアの間から風を感じます。

いつもココなんですよね・・・。

テープで穴を塞ぎたくなります。

でも、それはルール違反です。

気を取り直して、測定器のところに戻りました。

いよいよ、測定開始です。

気密測定技能者の紹介からスタート。

まずは、気密性能測定のレクチャーから始まります。

いったん送風機を回し、気密測定の理屈をご理解いただくのが一番。

そのために建物内の空気を装置を使って強制的に排出し、建物内を負圧状態にします。

すると、窓に貼った気密シートが内側に孕んできます。

この時、指で気密シートをこずいてもらうと良いんですよね。

パンパンに張っていますから。

この時の風量と差圧も見て貰います。

そして、その状態で窓を開けてみます。

すると、みるみるうちに気密シートは弛んでしまいます。

そして風量は増大し、差圧はゼロになります。

もし隙間の全くない建物であれば、送風器をどんなに回しても風量は増えません。

いづれはゼロになるでしょう。

当然差圧は大きくなります。

この時、建物内の気圧は建物の外よりも低くなります。

よって建物の外皮には大気圧が等しくかることになります。

だから気密シートが内側に孕むことになります。

でも隙間が大きな建物であれば、隙間から空気の供給があるので、風量は増し差圧は小さくなるんです。

建物内外に圧力差は生まれません。

よって気密シートはだらんとしたまま。

この装置を使えば、隙間の大きさがわかります。

それが気密測定です。

さあ、測定を開始しましょう!

風量を調整し、合計5つのレンジの風量及び差圧を採ります。

あっと言う間に結果が出ました。

αA=33㎠(隙間の合計面積)

n値=1.12(隙間それぞれの大きさのバラツキ具合)

相当床面積=98.95㎡

隙間の合計面積を相当床面積で割れば、C値になります。

C値を相当隙間面積と云う場合もあります。

床面積当たりの隙間面積を表す指標のひとつ。

弊社では0.3以下にしたいと思っています。

計算結果です。

C値は0.33㎠/㎡、小数点第2位を四捨五入して『0.3㎠/㎡』になりました。

ちなみに中間時の値は次の通りです。

αA=18㎠

n値=1.37

相当床面積=98.95㎡

C値は0.18㎠/㎡、小数点第2位を四捨五入して『0.2㎠/㎡』でした。

えっ、こんなに違うの?

問題はαAの18㎠と33㎠の差、15㎠です。

でも仕方ないですよね。

中間時は測定装置の都合で、玄関ドアに装置を設置していました。

この場合、玄関ドアの隙間は全くカウントされません。

今回は、小窓に装置を設置しました。

カウントされない窓は幅36cm×高さ1100cmの大きさです。

同じ気密性能であれば、開口面積の大きい前者の方が有利となります。

ちなみに、どちらもA-4等級でした。

この場合、圧力差が10PAであれば開口面積当たり2㎡/hの隙間まで認められています。

前者の開口面積は0.9×2.2=1.98㎡ですから、許容される隙間は3.96㎡/hとなります。

後者の開口面積は0.36×1.1=0.396㎡ですから、許容される隙間は0.792㎡/h。

その差は3.168㎡/h

本来であれば、設置場所は同じにすべきなんですよね・・・。

また中間時はエアコンのドレンホース穴や、電話線などのためのCD管穴は塞がっていました。

でも今は空いています。

その合計は、およそ19㎠になります。

①と②を足せば22㎠、15㎠を上回ります。

玄関ドアと小窓の隙間の差が意外と少なかったのかもしれないし、クロスを貼った分隙間が小さくなったのかもしれません・・・。

この辺りが中間時と完成時の隙間の違いなんだと思います。

C値=0.3㎠/㎡という結果は、まあまあだと思います。

n値は逆に1.37→1.12と良くなったし・・・。

中間気密と完成気密って、C値が0.1位変わるのは普通なのかな?

そして3つ目がコレ!

すっかり暖かくなった家の中をサーモカメラで覗いた結果です。

3階洋室、ルーフバルコニー直下の天井です。

真っ赤っか・・・。

同じく3階洋室の南&西側です。

西日当たってるんですよね。

2階リビングの小上がり部分。

真っ赤っか・・・。

1階洋室、床下収納の真上と床断熱部分の差はこんな感じです。

オレンジ色が床断熱、手前の白っぽい方が基礎断熱&床下ストーブです。

基礎断熱を行い、床下にストーブを置くと凄く暖かくなることがわかりました。

思ったよりも快適ですよ。

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