シャッターの効果2

先日は、シャッターの断熱性能について書かせていただきました。

あんまり役には立ちませんよ。

というのが結びでしたが、夏の日射遮蔽の方はどうなんでしょうか?

ちょっと、季節的に相応しくない話題ですね・・・。

でも構わず進めます。

日射遮蔽とは、如何にして日射しを室内にいれないようにするのかという事です。

緑のカーテン・スダレ等々・・・、その為の方策は多々あります。

要は日差しを室内に入れない事で室内温度の上昇を防ぐという事になります。

外の気温や湿度が室内よりも低い時に限りますが、窓から外気を導入することで室内温度を下げたり涼感を得る事も可能です。

どうせ日射しを防ぐなら、窓の内側よりも外側の方が効率的なんだそうです。

 

具体的に言えば、上イラストのようになります。

窓の外側・内側にブライントを設置した時の侵入する日射熱は、40%と60%。

思った以上に差がつくんですよね。

「それならシャッターは有効だね。」

という人が沢山いると思います。

でも、必ずしもそうではありません。

実際、弊社のOB宅ではこんな事がありました。

天気の良い夏の日、西日が当たる窓が熱くなるためシャッターを閉めたそうです。

当然、日差しがカットされるで涼しくなる筈・・・。

ご主人はそう思ったそうです。

でも実際は、違いました。

窓から熱線がヒシヒシと伝わると言うんです。

試しに窓を開けてみると、シャッターと窓の間の空気が猛烈に熱くなっていました。

外気と比べて、明らかに高温です。

シャッターと窓の間の空気が抜けにくい構造になっているのが原因と思われます。

スラットと呼ばれる羽根の部分にスリットが入っていれば、こんな事は無いと思うんですよね。

 

とあるメーカーの電動でスラットの開閉が出来るタイプのシャッターのカタログでは、こんな説明をしています。

一番右側の状態が一般的なシャッターと同じ条件に当たります。

「スリットを全閉し、窓を覆うシャッターとしてお使いいただけます。この状態ではスラットと窓ガラスの間に中空層が生まれ、断熱性の向上が得られます。」

ここでは、冬のメリットとして書かれていますが、夏であればそのままデメリットになってしまいます。

スリットの無い一般的なシャッターであれば、半開状態にして空気の出入りを促進するのが精一杯だと思います。

でも、暖かい空気は上に溜まり、冷たい空気は下に溜まります。

下側を開けても、日射で熱せられた熱い空気が抜けるとは思えません。

そのせいなのか、窓シャッターを閉めることによる日射遮蔽の評価は認められていないようですね。

またしても、中途半端な結論になってしまいました。

posted by Asset Red

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