ナルホド!

先日、品川方面で行われたHEAT 20の報告会に参加したんです。

色々と確認できた事を住宅従事者向けに発信するという企画、その3回目となります。

情報共有が狙いです。

一番のトピックは、なんといっても『G3グレード』の創設およびRC造共同住宅版『C2・C3グレード』の創設です。

 

いつものシナリオにG3グレードが加えられました。

まだ『案』なんですね。

G3グレードはG2グレードの上位に位置するグレードです。

H28基準部分間欠暖房との暖房負荷増減率は、6地域で75%減。

全館連続暖房にしても、約40%減となります。

15℃未満の割合は、6地域で2%未満。

暖房期最低室温OTも概ね16℃を下回りません。

この16℃には、若干の?もあるようです。

シムヒートによるシュミレーションは、内部発熱の影響を過少評価しているのでは?との事。

近大の岩前先生曰く、18℃くらいなんじゃないの?

だとすれば、うれしいと思います。

こちらが共同住宅のシナリオ案です。

C2がG2、C3がG3に相当するようです。

やはり、RC造共同住宅の方が暖房期に関しては有利なようですね。

こんな資料も公表されました。

図中、右下から左上に向かって線が3本引かれています。

下から順に、部分間欠暖房・居室連続暖房・全館連続暖房を示しています。

そして左下から右上に赤・緑・青・黒の曲線が引かれています。

赤はG3グレード。

緑はG2グレード。

青はG1グレード。

黒はH28基準を示し、横軸は最低体感温度OT、縦軸は年間暖房負荷になっています。

シムヒートにて試算した、いくつかのモデルの結果です。

この図を見れば、最低体感温度と暖房スケジュールで必要なグレードを把握することが出来るんです。

また各グレードの比較をする事も可能です。

部分間欠暖房のH28基準を横にスライドし、居室連続暖房にすると、青いラインに当たります。

コレ、G1グレードの居室連続暖房がH28基準の部分間欠暖房と、ほぼ同じ負荷だという事を示しています。

そのまま横にスライドすると全館連続暖房の緑ラインに当たります。

G2グレードであれば、全館連続暖房でもH28基準の部分間欠暖房と変わらないことを示しています。

それではG3グレードはどうでしょうか?

部分間欠暖房のG2グレードと、全館連続暖房時のG3グレードが同じようですね。

この図を説明に使えば、わかりやすいかも?


ところで、この時期にG3グレードを発表した理由は何?

どんな狙いがあるの?

単なる『Q1.0住宅』や『パッシブハウス』の模倣なの?

こんな疑問をお持ちの方も多いですよね。

HEAT20委員でもある南雄三氏も、パネルトーキングの際にズバリ聞いていました。

でも、明快な答えは返って来ません。

次回は、事前のHEAT20賛助会員による意見交換で近大の岩前先生がお話になった事を書きたいと思います。

私自身、ナルホド!と思いました。

乞う、ご期待ください!

続く・・・。

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