換気風量測定を行いました。

練馬・板橋は曇天です。

暑くもなく寒くもありません。

少し湿度が高いかなぁー、湿度計を見ると96%

今夜も雨が降るのでしょうか?

『FPの家 H邸』

お引渡し前の約束事、換気風量測定を行いました。

当該建物では、ダクト式第1種換気システムを採用しています。

建物内に大きな換気扇が1個設置されていて、そこから新鮮空気導入口と汚染空気排出口がそれぞれのダクトを通じて建物外に設けられています。

給気口はこんな形状をしています。

全部で6箇所あります。

排気口は、こんな形状です。

全部で9箇所あります。

風量測定器を用いて、これらの風量を測るのが換気風量測定(以下風量測定)です。

こんな機器を使うんです。

風量測定に際して、まず確認するのが給排気口の『開度』となります。

開度とは給排気口の開き具合です。

当たり前の話ですが、大きく開けば風量は増え、小さく開けば風量が減ります。

まずは換気設計書を見てそれぞれの開度を確認し、その通りに調整しなければなりません。

給気口であれば、横にあるビスを緩めて隙間の大きさを調節します。

開度3であれば、こんな感じです。

排気口の方が少しだけ面倒です。

まずはグリルを引っ張り、取り外します。

取り外した後の穴です。

グリルは、こんな感じです。

ビスを緩めて、隙間の大きさを調整します。

開度8なら、こんな感じです。

全ての給排気口の開度調整を終えたら、一旦風量を測定します。

測定器を当てて、数値が安定したら読むだけです。

風量の合計が出たら、換気設計書の風量と比較します。

差異が少なければ問題なし。

差異が大きければ、機械本体の風量を調整します。

コントローラーの写真です。

真ん中の列を見ると、家の絵が3つ並んでいます。

コレ、換気風量の切り替えボタンなんです。

左から『弱』・『中』・『強』になっています。

『弱』はお出掛け時、『中』は普段使います。

『強』は急な来客があった時など・・・。

これだけではありません。

機械の出力を1%刻みで調整出来るのが、この機械の凄いところだと思います。

先述の弱・中・強それぞれの出力を調整出来るし、給気と排気をそれぞれ調整する事も出来ます。

だから、かなりシビアな風量調整が出来る訳です。

今回の場合は、出荷状態の設定では全体風量が足りませんでした。

それぞれの出力を調整しつつ、全体風量を確定。

続いて、個々の給排気口の風量確認&調整に戻ります。

測定したら開度を調整。

開度を調整するたびに、測定をやり直します。

何度も何度も、開度調整&測定を繰り返しました。

ふーっ・・・。

ようやく、完了です。

設計風量に近い形でまとまりました。

これを報告書にまとめて、H様に差し上げます。

換気システムって、設置すれば良い訳ではありません。

施工が悪ければ、設計通りの値は出ませんから・・・。

当然、色んな匙加減が必要になります。

その為には、風量測定を行い、調整をおこなう事が重要です。

建物の気密性能が低いと、給気風量と排気風量に大きな差が出るようですよ。

弊社の場合は、そんな事ありませんが・・・。

どうせ換気システムを設置するならば、ちゃんと機能している事を確認しないなんてないと思います。

「換気風量測定はしていますか?」

「どの給排気口で、どの位の風量があるんですか?」

なんて質問をしてみるのも、いいかもしれませんね?

 

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