意外と知られていない真実・続

先日八重洲で開催された、JBN主催の透湿防水シート(以下シート)の長期性能に関するセミナーの話です。

皆さんは、僅か8〜10年で外壁の中のシートがボロボロと言う現実が次々と見つかっているのをご存知でしょうか?

写真は当日配られたシートです。

私自身、もっと酷い状態のシートを見た事があります。

漏水を直そうと外壁を剥がしてみると、シートがガーゼ状になっていました。

触ると表面の白い部分がポロポロと落ちて来るんです。

当然防水性はありません。

外壁を1次防水層と言い、シートを2次防水層と言います。

前者の防水性能が経年劣化しても、後者が機能するから大丈夫

と言うのが、今までの考え方でした。

外壁の防水性は、採用する工法によりマチマチです。

部位によっても当然違います。

サイディングであれば、目地シールが一番早く劣化します。

収縮や破断・ひび割れが原因で、7年目位から始まることもあるんです。

ここから侵入した雨水から建物の劣化を守るのがシートの役目です。

でも、7年経てばシート自体が劣化しているかも知れません。

先程の写真のようになっている可能性が高いんです。

2016年に改定されたJIS A6111 :2016によれば、透湿防水シートのJIS規格は以下の通りです。

耐久性の欄に耐久年数は明記されていません。

外壁からの防水性を最低10年保証しなければならない訳ですから、シートの耐久性も10年以上求められる筈ですよね?

どうして、明記されていないんだろう?

色々と調べてみましたが、理由はわかりませんでした。

国内メーカー品には熱劣化安定剤の入っていない製品も多く、熱劣化の可能性も高いようです。

また外壁材の施工前に2ヶ月を超える屋外暴露期間がある場合は、紫外線による劣化が危惧されるとの事。

調べれば調べるほど、恐ろしくなります。

透湿防水シートは、0.5µmの不織布の繊維同士の隙間またはフィルムの微多孔から湿気を逃がし雨水の侵入を防止するシートです。

不織布タイプとフィルムタイプに大別されます。

国内で生産されている一般的なシートの断面写真を挙げてみました。

フィルムタイプと呼ばれるシートです。

補強用繊維の外側に多孔質フィルム・透湿アルミニウム・ラミネートフィルムが重ね貼りされています。

ガーゼのように残っていたのは、補強用繊維のようですね。

そしてパラパラと剥がれていたのは、多孔質フィルム・透湿アルミニウム・ラミネートフィルムと思われます。

紫外線や熱の影響・・・。

諦めるしかないんでしょうか?

こちらは不織布タイプです。

このタイプは、熱劣化が少ないようですね。

フィルムをラミネートしている訳では無いので、剥がれることがありません。

不織布の繊維の隙間が、いつまでも雨水の侵入を防いでくれます。

でも、国内メーカーでは製造していません・・・。

不思議です。

こんな記載を見つけました。

これまでの耐久試験項目は10年目安まででしたが、更なる長期耐久性が求められることになり、30年目安(耐久性区分Ⅱ)、50年目安(耐久性区分Ⅲ)の試験項目が追加されたようですね。

やはり、目安なんですね・・・。

その際には、こんな試験が行われるようです。

でも、10年を超える保証を謳う国内メーカーのシートはありません。

だから弊社では、タイベックシルバーを採用しています。

20年保証がついています。

30年保証の準備をしているという話も聞きます。

国内メーカーは追従しないのかな?

こうした事実があまりにも知られていないのって、大問題だと思いません?

 

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