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今朝は寒かったですね。
事務所入口上に設置した温度計によれば、5時時点の外気温は1.8℃でした。
正に冬らしい温度です。
因みに湿度は46%もありました。
おっ、良いじゃん!と思った方もいるのでは?
残念でした。
絶対湿度は1.9g/kgDAですから、やっぱり乾燥し過ぎです。
(相対)湿度とは、湿り空気中の水蒸気量を飽和水蒸気量に対する割合を示した値です。
一方絶対湿度は、乾き空気の重量1㎏当たりの湿り空気に含まれる水蒸気の重量を示します。
湿度46%であれば、この値に0.46を掛ければ含まれる水蒸気量がわかります。
5.2g/㎥×46%≒2.4g/㎥
1.0m×1.0m×1.0mの湿り空気中に含まれる水蒸気量は、およそ2.4gという事です。
この空気を室内に導入して、22℃まで温めると、湿度はどうなるでしょうか?
計算すればわかります。
気温22℃の時の飽和水蒸気量は、およそ19.8g/㎥。
これに対して、水蒸気量は2.4g。
2.4g/㎥÷19.8g/㎥≒12%
湿度は12%になるようですね。
空気が乾燥すると口・鼻の粘膜が乾燥し、風邪などの感染に対する防御機能が低下し、風邪やインフルエンザなどのウィルスが体内に入りやすくなります。
冬に風邪やインフルエンザが流行するのは、病原菌が増えているだけでなく空気の乾燥により、人間の防御機能が落ちていることも大きな原因の1つ。
また空気が乾燥することで、体から蒸散する水分量が増える為、暖房をつけても体感温度は低くなります。
暖房温度だけを高く設定しても温かさを感じにくいので、床・壁・天井等の表面温度を高めることが肝心です。
でも、これって建物の断熱・気密性能が高くないと難しいんですよね・・・。
冬の健康・快適湿度は40~60%と言われています。
加湿器と部屋干しやお風呂の残り湯利用を上手に行い、適切な温湿度を保ちましょう。
湿度不足は、健康面だけではなく髪や肌など美容面にも影響します。
健康な髪の水分量は、およそ11~13%。
髪は水分の吸放湿が大きく、乾燥するとパサついて広がりやすくなります。
また肌は『保湿が大事』と謳われているように、水分量が10%以下になると『ドライスキン』といわれる状態になり、肌荒れ・かゆみの原因となります。
ドライスキンは、静電気を引き起こします。
バチバチして、痛いんです。
低湿度って、意外と怖いんですよね・・・。
posted by Asset Red
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