SDGsを考える2

皆さんは『SDGs』という言葉を知っていますか?

また、その意味を説明できますか?

弊社が取り組めそうな目標およびターゲットについて書き始めた記事ですが、今回がその2回目となります。

前回は、17の目標を列記させて戴きました。

今回からは、目標それぞれにあるターゲットについて書いてみたいと思います。

1. 貧困をなくそう~あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

1.1 2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。

1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。

1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。

1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、全ての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。

1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。

1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。

1.b 貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。

ひとつひとつのターゲットは理解・納得出来るけど、対策と言われると、なんだか話が大き過ぎてピンと来ません。

工務店として何が出来るのか?というよりも、社員個々人に何が出来るのか?を考える必要があると感じます。

貧困撲滅の為の投資拡大であれば、『フェアトレード』に努めるくらいしか頭に浮かびません。

フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。

つまり開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。

コーヒーや紅茶、バナナやチョコレート。

日常を彩るたくさんの食べ物が世界の国々から私たちの元に届けられています。

それらを生産している国、人々のことを考えてみたことはありますか?

日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。

一方生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたり、生産する人の健康に害を及ぼしたりといった事態が起こっています。

生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、また自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを作っていくことが重要です。

こうした不公平な現実を変えていくために設けられた基準があるそうです。

国際フェアトレード基準と言います。

国際フェアトレード基準は、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)によって設定されるフェアトレード全般に関する基準です。

これらの基準は、基準委員会(Standards Committee)と全てのステークホルダー(フェアトレードに参加する生産者や貿易業者など)によって、定期的に見直されています。

国際フェアトレード基準は、開発途上国の小規模生産者・労働者の持続可能な開発を促進することを目指して設計されています。

基準は、「生産者の対応地域」、「生産者基準」と「トレーダー(輸入・卸・製造組織)基準」、「産品基準」で構成されています。

生産者とトレーダーは、適用される基準を守り生産や取引を行う必要があります。

多岐にわたる基準ですが、すべての基準に共通しているのは、表1の通り、「経済」「社会」「環境」の三つの原則です。

国際フェアトレード基準の原則

  • 経済的基準

    • フェアトレード最低価格の保証
    • フェアトレード・プレミアムの支払い
    • 長期的な取引の促進
    • 必要に応じた前払いの保証など
  • 社会的基準

    • 安全な労働環境
    • 民主的な運営
    • 差別の禁止
    • 児童労働・強制労働の禁止など
  • 環境的基準

    • 農薬・薬品の使用削減と適正使用
    • 有機栽培の奨励
    • 土壌・水源・生物多様性の保全
    • 遺伝子組み換え品の禁止など

国際フェアトレード基準の最大の特徴は、生産コストをまかない、かつ経済的・社会的・環境的に持続可能な生産と生活を支える「フェアトレード最低価格」と生産地域の社会発展のための資金「フェアトレード・プレミアム(奨励金)」を生産者に保証している点です。

フェアトレード最低価格とプレミアムは、生産地域の物価・経済状況等と、買い手側の意見を考慮し綿密な調査と総合的な判断により、産品ごと、生産地域ごとに明確に設定されています。

フェアトレードという言葉を聞くまで、こんな事を考えた事もありませんでした。

ベネット フェアトレードラズベリーチョコレート 30g

フェアトレードチョコレートの存在は知っていたけど・・・。

生産者の犠牲の上に成り立っているロープライス製品。

確かに、有難がって購入していました。

深く考えることもせずに・・・。

でも同じ製品なのに、作られる国・地域が違うだけで、こんなに価格が違うなんておかしいですよね?

『搾取』という言葉を思い出しました。

世界の貧困をなくすために、まずはフェアトレード製品を購入してみましょう。

国際フェアトレード基準に則ってつくられた製品には、下マークが付いているそうです。

私も、フェアトレード製品を見付けたら購入したいと思います。

こんな動画もあります。

少し胸が痛くなる動画です。

ご興味のある方は、是非ご覧ください。

https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/course.php

上記文章は

フェアトレード ジャパンのhpより一部を抜粋させて戴きました。

 

https://www.assetfor.co.jp 

posted by Asset Red 

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