耐火建築物

コロナ禍で営業活動を自粛するようになってから、電話やメールによるお問い合わせが増えました。

情報収集の方法が、以前とはだいぶ変わって来たようですね。

HPやSNSを通じたプレゼン内容を、じっくり読んで戴けたのかもしれません。

いずれにしても、嬉しい限りです。

その中に、防火地域に建てる木造3階建て専用住宅があります。

そう、耐火建築物です。

でも弊社がいつも建てているのは、準耐火建築物です。

どこが違うと思いますか?

そもそも耐火建築物とは「通常の火災が終了するまでの間、当該火災による建築物の倒壊及び延焼を防止する」ことが必要であり、建物の内外で発生した火災により構造が全く燃えないようにして、火災が鎮火した後も建物が崩壊しないようにしなければなりません。

一方準耐火建築物は「通常の火災による延焼を抑制する」ことが必要であり、構造体が時間をかけて燃えるようにすることで、建物の内外で発生した火災の想定時間中(45 分又は 60 分間)に、部材が座屈することなどにより建物が崩壊することがないようにしなければなりません。

その違いは、火災により構造が燃えないか、想定時間中に建物が崩壊しないかにあります。

その為の細かい仕様もきまっていますが、とにかく耐火被覆が違うんです。

強化石膏ボードを、至るところに貼っています。

こんな感じです。

他にも、軒裏や開口部まわり等、様々な制約があるんです。

例えば外壁の内外には、21mmの強化石膏ボードを内外合わせて4枚張らなければなりません。

開口部廻りは、こんな納まりになります。

石膏ボードって、重いでしょ?

数量を拾い出しなが、ふと思いました。

(石膏ボード全部で、どの位の重量になるんだろう?)

今回使った石膏ボードは、ほぼ強化石膏ボードでした。

厚さは12.5mm・15.0mm・21.0mm・25.0mmの4種類あります。

これに吊天井用の石膏ボードがあります。

厚さは9.5mmとしました。

耐力面材にも、EXハイパー(厚さ9.0mm)を使います。

これらの枚数を拾い出し、それぞれの重量を計算。

合計重量をはじき出してみたんです。

どの位になったと思いますか?

延べ床面積31.44坪、小さなビルトイン車庫を設けてあります。

計算結果を見て、びっくりしました。

その重量は、ナント36.3tを超えているんです。

体重100kgの人×363人分の重量です。

凄いと思いませんか?

石膏ボードの重さだけですよ・・・。

これを1・2・3階まで運ばなければなりません。

担ぎ屋さんが大活躍するでしょう。

そして大工さんは、これらを持ち上げて張る訳です。

天井は、かなり大変だと思います。

かなりの人工が必要になるでしょう。

でも確かに、火に強そうですよね。

そして、蓄熱性・遮音性もそれなりにある筈です。

気密性も高くなると思います。

でも、断熱性はあまり期待できません・・・。

どんな生活空間になるんだろう?

でも、耐震性を上げるのが大変だろうなぁー・・・。

間口4.9m×奥行13.8mの変形敷地に建つ3階建てです。

奥は、さらに狭くなっています。

耐力壁足りるかなぁー?

道路側にあるビルトインガレージが、ネックなんですよね。

それでも、なんとかして耐震等級3を取得しなければなりません。

 

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