住宅用断熱材の市場占有率

今日も雨

いいかげん、うんざりです

気を取り直して、いきましょう

少し古いデーターですか、ネットで見つけました。

矢野経済研究所が2019年にリリースした記事のようですね。

2018年度の住宅用断熱材市場は数量ベースでは前年度比1.2%増の380,577t、金額ベースでは前年度比3.6%増の1,876億円と推計した。

これまでの度重なる省エネ基準の改定により、住宅供給事業者のみならず施主(一般ユーザー)に至るまで省エネ住宅の実現に対する意識は高まる結果となっている。

大手ハウスメーカーなどを中心とする住宅供給事業者による断熱等性能等級4の標準仕様化や、ZEH(Net Zero Energy House)などの住宅高断熱化ニーズの拡大などにより、断熱材の使用機会や住宅1戸あたりの使用量の増加など好環境下にあり、2018年度も市場を拡大させている。

住宅用断熱材の市場占有率って、どうなってると思いますか?

ちなみに、ここでいう『住宅用断熱材』とは、以下の7分野の中でも住宅用として使用されるものを指すそうです。

繊維系断熱材

グラスウール

ロックウール

セルローズファイバー

泡プラスチック系断熱材

押出法ポリスチレンフォーム(XPS)

ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)

硬質ウレタンフォーム

フェノールフォーム

 

トップシェアは間違いなくグラスウールだと思います。

そのシェアって、どの位あるんだろう?

50%くらいあるのかな?

でも様々な断熱材が発売されているから、年々減少していたりして・・・。

情けない話ですが、全く見当が付きません。

早速、データーを見てみましょう。

2016年度から2018年度までの推移と、2019年度の見込み&2021年度までの予測がまとめられています。

出荷量ベースなのかな?

50%に満たないんですね、思ったよりも少ない。

そして、意外と硬質ウレタンフォームが多いんです。

確かに、現場発泡ウレタンを採用する建物が増えている気がします。

こっちのデーターは売上ベースのようですね。

グラスウールは廉価であり、硬質ウレタンフォームは高いので、順位が逆転しています。

いかに発泡プラスチック系断熱材が高いか、わかります・・・。

具体的な数字を挙げると、こうなるそうです。

 1位 グラスウール                    39.8%

 2位 ウレタンフォーム                25.8%

 3位 ロックウール                    15.0%

 4位 押出法ポリスチレンフォーム     10.4%

 5位 セルロースファイバー               3.7%

 6位 フェノールフォーム              2.7%

 7位 ビーズ法ポリスチレンフォーム   2.6%

(2018年度 数量ベース推計)

残念ながら、金額ベースのデーターはありません。

ちなみに弊社の場合は、ほぼ硬質ウレタンフォームを採用しています。

水発泡ではありません。

HFO発泡品ですから、より経年劣化が少なく熱伝導率が低いタイプになります。

でも現場発泡ウレタンは、ほぼ使いません。

工場で製造された硬質ウレタンフォームパネルを、柱間・梁間に充填しますから・・・。

新築であれば、せいぜい窓周りに充填するくらいです。

だってある程度の透湿性がある為、防湿施工が必要となります。

これを怠れば、内部結露も心配です。

発泡不良があれば性能も期待出来ません。

天井用にセルロースファイバーも使います。

天井であれば、沈降による断熱欠損の心配もありません。

事前に1割程度の吹き増しをしておけば、性能低下も大丈夫

但し、しっかりとした防湿・気密施工が必要となります。

リフォームの場合は、色々です。

部位によりマチマチ。

現場発泡ウレタンも使えば、高性能グラスウールも使います。

セルロースファイバーも使うし・・・。

壁や天井の構成を考える際には、結露判定でNGが出ないようにします。

もちろん、防湿・気密施工は当たり前。

EPSやXPS、フェノールフォームはあまり使いません。

そう言えば、ロックウールなんてしばらく使っていないなぁー。

私自身、断熱材自体に優劣をつけるつもりはありません。

計画する建物に一番合った断熱材を使えば良いと思います。

但し、使い慣れない断熱材を使う時には注意が必要です。

正しい施工を行わないと、本来の性能を発揮する事が出来ませんから・・・。

断熱材選択の際には、施工費を含めた値段も重要な判断基準になるでしょう。

同じ性能であれば、より安い方が良いですから。

でも、しっかりとした施工管理体制が出来ていなければ『本来の性能』を発揮する事は出来ません。

断熱材の正しい施工って、意外に出来ていません・・・。

そろそろ、断熱・気密施工を専門に行う工事部隊が出来ても良いと思うんですよね。

『断熱・気密施工はお任せください。UA値&C値を保証します

『どんな断熱仕様でも、大丈夫

みたいな感じです。

誰かやらないかな?

もう、既にやっていたりして・・・。

 

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