ソフトクローズって必要なの?

今日も暑かったですね。

弊社事務所入り口の温度計は3時の時点で39.4℃、湿度は47%(絶対湿度21.3g/㎏DA)になっていました。

午前も午後も外作業を行っていたので、軽い熱中症

汗が止まりません・・・。

今回は、弊社OB宅の話を書きたいと思います。

練馬区に建つ、弊社には珍しい平屋建てのお宅です。

もちろん、FPの家。

しかも、自然素材をたっぷりと使いました。

ニュージーパインの無垢建具も、そのひとつです。

皆さんは『ソフトクローズ』をご存知でしょうか?

建具枠の上部レールに仕込まれていて、扉を開け閉めする際に、最後の挙動をゆっくりとしてくれる便利機能です。

建具メーカーによれば、「ゆっくりと動くので、ドアを開閉する際の耳障りな音を軽減。また衝撃も和らげるので、ドアに指を挟まれることもなく、高齢者の方や小さなお子様にも安心です。」との事。

オプションで外すことも可能ですが、わざわざ付いているものを外す必要もないと思い、弊社では標準的に採用しています。

でも、お客様に相談を受けたんです。

「開け閉めのたびに、カチッという音が気になるんです。どうにかなりませんか?」

確かに、開け閉めするたびにカチッという音がします。

気にしたことありませんでした・・・。

色々と考えてみましたが、トリガーを外すしかないと思いました。

トリガーとは、上枠のレール内に取り付けられた金物です。

ビス2本で取付られているので、取り外すのは簡単です。

でも、これを外せばソフトクローズ機能も無くなってしまいます。

念の為、確認をしました。

お客様は、それでも構わないと言います。

(そんなに、気になるんだ・・・。)

早速外しましたが、別の問題が発生です。

ソフトクローズ機能がなくなってしまったので、開け閉めの際に扉の先端が枠に当たり、跳ね返ってしまうんです。

意識してゆっくり閉めないと、隙間が開くこともたびたびあります。

そこで、こんな部品を取り寄せることにしました。

上部キャッチャーと言います。

これを戸じゃくりキャップと交換する事で、扉の先端をキキャッチすることが出来るようになります。

戸じゃくりキャップです。

どちらも、上レールと竪枠の取合い部に、ビス1本で取り付けられています。

ドライバーがあれば、簡単に交換できます。

部品が届いたので、後日交換に伺いました。

交換自体は、すぐに終わります。

終わったら、さっそく建具の開け閉めをして貰いました。

お客様の反応は上々です。

キャッチャーがちゃんと機能してくれます。

もちろん、カチッという音もしません。

良かった・・・。

これにて、一件落着です。

まさか、ソフトクローズの音が気になるとは・・・。

採用の際に確認するようにします。

お客様に教えていただく事って、色々ありますよね

本当に、ありがたいと思います。

 

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