ヘトヘトです・・・

暑い・・・。

事務所入り口上の気温は35.9℃、湿度は52%(2時現在)になっていました。

相対湿度52%と言えば、そんなに湿度高くないじゃんなんて人がいるかもしれません。

でも、絶対湿度で言えば19.4g/kgDAです。

これって、例えば気温28℃/湿度81%の湿度に相当します。

凄いでしょ

ジメジメなんです。

やっぱり、今日も猛暑日なんだ

練馬区平和台1丁目に建つ『FPの家 H邸』

今日は朝一番に、1階壁パネル&1階床パネルの納品を行いました。

大工には休んで貰ったので、私と担ぎ屋さんの3名で1時間ほど掛けて1階に運んだんです。

私は荷台から下に渡し、担ぎ屋さんが建物内に運びます。

最後はヘトヘトでした。

パネルの山を見てください。

奥にも、まだまだあるんです。

パネルを搬入したいる間に、建物内では『木材劣化対策』を施していました。

従来の『防蟻・防腐処理』をさらに進化させた工事です。

従来のソレは、防腐剤や防蟻剤を木部に塗布するだけでした。

それも、1階床から上に1000mm程度の範囲です。

目的は、木材腐朽菌やシロアリの被害を防ぐことです。

でも木材劣化対策の場合は、さらに広範囲に渡って徹底した処理を行います。

防腐・防蟻剤として使うのは『高濃度八ホウ酸二ナトリウム四水和物』です。

これを1階構造材全てに、たっぷりと塗布します。

その作業は、2名掛かりでたっぷり1日掛かるんです。

だから、大工には現場を明けてもらいました。

基礎パッキンの隙間から、土台の裏側も塗っています。

「土台敷きの際に、同じ薬剤をたっぷりと刷毛で塗ってありますよ。」

そう伝えても、構わず塗っています。

徹底的にやらないと気が済まないようですね。

基礎コンクリートの内側全て

土台・大引・1階柱・1階梁の全て

2階床合板の1階側

1階床合板の木口を含む6面

1階筋交い

1階間柱および1階半柱

これら全てがホウ酸塗布の対象となります。

それだけではありません。

基礎の打ち継ぎ部分にあるセパ金物、配管回りにもホウ酸の入った油性シール剤を充填します。

こんなシール剤です。

これらが終われば、壁パネルと床パネルの6面全てにもホウ酸を塗布します。

これが木材劣化対策なんです。

弊社では15年を保証期限としています。

夕方まで掛かると思います。

建物の周りにブルーシートを張り巡らせて、雨掛かりのないようにしてから作業を進めます。

その為、風は入らないし、噴霧したホウ酸水のお陰で湿度は高くなるし、中々ハードな現場ですよね。

ホウ酸による木材劣化対策って、従来の合成殺虫剤を使った防蟻・防腐処理に比べて、沢山の優れた点があるんです。

でも、注意しなければならない点もあるんです。

例えば、充分な濃度を維持しなければ効きません。

また塗りムラ・塗り忘れがあってはなりません。

そして、塗布後の雨は厳禁なんです。

雨に濡れてしまえば、最悪、最初からやり直しという事態になりかねません。

だから、雨養生は絶対必要なんです。

その為、屋根の上には下葺き材の施工完了が必須となります。

透湿・防水シートの施工は、この通り終わっています。

もう雨が降っても、大丈夫

2階壁パネルの施工も、かなり進んでいます。

全てのパネルを取付けることが出来れば、水に強いパネルですから、雨が降っても問題ありません。

でも表面に塗布したホウ酸が流れてしまえば、効果は無くなってしまいます。

雨養生はするけど、なるべく早く透湿防水シートの施工をしなければ・・・。

その為にも、壁の下地を急がなければなりません。

妻壁用の3角パネルを撮ってみました。

3辺の長さを指定し、オーダーで作ってもらいました。

きれいに納まってくれると良いんですが・・・。

窓開口も、全てオーダーで開けられています。

だから、サッシも早く取り付ける事が出来ます。

書いているほど、現場は楽でもないんですけど・・・。

まだまだ陽射しがきつく、暑い夏が続きます。

でも、全ての断熱パネルを入れ終えると、建物内の中は驚くほど涼しくなるんです。

足場に張ったメッシシートのせいで、風はあまり入って来ません。

でも屋根の放射熱を抑えることが出来るので、2階もさほど暑くないんです。

もちろん、冬だって暖かいですよ。

3時過ぎに、無事工事が終わりました。

柱には施工済証が貼られています。

その傍らには、こんな紙も貼られていました。

これ、躯体に規定以上の濃度のホウ酸が塗布されているかどうかをチェックした証なんです。

試薬を噴霧し、赤く変色すればOK

発色しなかったり、発色が薄ければ濃度不足です。

雨などによりホウ酸が漏出しても、発色しません。

雨に当たった可能性がある時は、この試薬を噴霧して濃度を確認するのも、私の仕事なんですよね。

万が一漏出が確認されれば、もう一度ホウ酸を噴霧します。

雨養生をして、帰っていきました。

こんな感じです。

風が益々入らなくなりました。

暑そう~

 

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