板橋区蓮根 I邸の土台敷き

5月29日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は曇り。

太陽は出ていないものの、蒸し暑い一日となりました。

まだ身体が慣れていないせいか、暑さが堪えるんですよね・・・。

そんな中、板橋区蓮根に建つ『FPの家 I邸』では、土台敷きを行いました。

土台敷きってくらいですから、基礎の上に土台を敷きます。

土台とは、こんな部材です。

弊社の標準的な土台は、国産檜の芯持ち材105mm×105mmです。

基礎と土台の間には『猫土台』を挟みます。

猫土台とは、床下の換気を目的に基礎と土台の間に敷く部材です。

以前は基礎に100mm×300mm程度の開口を設け、鼠防止の網を取付けた『床下換気口』を4.0m間隔を目安に設けていました。

でもこれって、基礎の強度を損なってしまいます。

配置が悪いと、床下に淀みが生まれ結露やカビの発生を招いてしまいます。

また土台と基礎コンクリートが密着しているので、土台を結露水で濡らしてしまいます。

一方猫土台を採用すれば、建物の外周部全体で換気が行えます。

カビや結露の発生を少なくすることが可能です。

欠き込みが無い分、基礎の強度も低下しません。

基礎コンクリートと土台の間には、猫土台があるので密着も防げるんです。

昔は金属製・石製・木製が主流でした。

でも最近は特殊樹脂製が多いと思います。

特殊樹種

配合は公開されていませんが、弊社の採用している猫土台(Jotoテクノ/キソパッキンロング)の場合は、ポリオレフィン樹脂と炭酸カルシウムが主成分らしい・・・。

Joto独自の素材で、樹脂が持つしなやかさと石が持つ頑丈さを併せ持つ『JOTOコンパウンド(略してJC)と表現しています。

大昔からある工法です。

神社・仏閣では、みかげ石やケヤキ材が使われているそうです。

一般部に使う『キソパッキンロング』の写真です。

なんとなく頼りないですよね?

でも、既に40年の実績があるんです。だから、最低40年はもつ事になります。

クリープ試験によれば、100年経っても変わらない性能を維持できるそうです。

またキソパッキンの原料『JC』の最大圧縮荷重は2.7kN/cm2で、土台の下に敷き込んだ際の構造安全性は公的に確認されています。

こちらは、玄関廻りや浴室回り等の基礎断熱部に使う『気密パッキン』です。

キソパッキンと違い、床下換気を行わない部位に採用します。

土台敷きの様子を撮ってみました。

猫土台の上に、土台を敷き込み始めました。

土台の仕口部分の加工を撮ってみました。

仕口とは、直交する材を接続する場合の加工です。

ここでは『大入れ蟻』の雌加工が為されていました。

ここに、一番初めの土台先端を合わせます。

イラストの方がわかりやすいと思います。

また、土台同士の継ぎ手には『腰掛鎌継ぎ手』加工が為されています。

どちらも『宮大工』の加工形状を参考にしているそうです。

土台と基礎は、アンカーボルトと緊結しなければなりません。

弊社では、写真のようなナットをアンカーボルトに留め付けます。

写真では、まだ締め付けていません。

専用の治具を電動工具の先端に取り付け、回して留め付けます。

留め付け完了です。

ナット天端が、土台天端より少しだけ低くなればOK

少しでも高ければ、増し締めを行います。

土台の敷き込みが完了したら、大引きを敷き込みます。

基礎の上に載せる土台に対して、大引きは土台から土台に渡して掛けます。

その為、写真のような『鋼製束』を910mm間隔で取り付けなければなりません。

土台敷き、完了です。

後片付けを行い、作業完了

明日は日曜日の為、休業となります。

月曜日に先行足場を架設、上棟材の荷受けを行う予定です。

そして火曜日、いよいよ上棟です。

天気が続く事を願います。

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