板橋区蓮根 I邸の断熱材

6月8日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は曇り。

気温も30℃を超えました。

でも湿度が40%を下回っており、それほど暑さは感じません。

板橋区蓮根1丁目に建つ『FPの家 I邸』では、『FPウレタン壁パネル(以下、壁P)』の施工が始まりました。

朝9時に、現地に壁Pを積んだトラックが到着するように手配しています。

朝から、大工と一緒に荷揚げかぁー・・・。

気が重かったんですよね。

だって、厚さ105mm×巾803mm×長さ2,450mmの断熱パネル×39枚ですよ

厚いし幅が大きいし長いから、それほど重くないのに運びにくいんです。

でも仕方ありません。

覚悟して、車に乗り込みました。

近隣のお宅には、既に挨拶状を配布してあります。

今日は2階用の壁Pが搬入されます。

明日は1階用の壁Pと1階用の床Pが搬入されます。

そして、4日ほど掛けてパネルを建て込んでいきます。

パネルをウレタン掛矢で叩いていれる工法の為、施工時の打撃音が煩いんですよね・・・。

パネル施工前の挨拶回りをしていなかった頃は、音のクレームが酷かったもんです・・・。

 

9時少し前に、現場到着。

(あれトラックが来ていないぞ

しかも階上からは、聞き慣れた重低音が聞こえてきます。

「ドンドンドン

(まさか・・・!?

どうやら8時過ぎに、荷物を積んだトラックが到着していたらしい・・・。

事情を聴いてみると、長時間道路脇にトラックを停めておく訳にもいかず、荷卸しを済ませてしまったとの事。

大工さん、お疲れ様でした。

これが壁Pです。

こんな構造をしています。

ウレタンを充填する前のフレームを撮った写真です。

専用工場で、図面に基づき1枚1枚製作されます。

これに裏表クラフト紙が張られ、硬質ウレタンフォー付(以下PU)が充填されます。

工場では多段プレス工法が採用されていて、写真のように何枚も一遍にPUを充填します。

PUの発泡圧は0.4kg/㎡もあります。

パネル内をPUでいっぱいにする為には、かなりの力でプレス(加圧)する必要があるんです。

現場発泡のように加圧しないPUを『自由発泡』と言いますが、工場発泡と自由発泡って、この点が大きく違います。

PUの断面を拡大した画像です。

気泡と、それを包む膜が蜂の巣状になってるでしょ

こうした状態を『独立発泡』と言います。

いっぽう自由発泡したPUの断面は、気泡同士が繋がっている事が多く『連続発泡』と言われる状態になっています。

気泡膜が水蒸気や音の透過を防ぐ役目を果たしているので、独立気泡のPUに比べて連続気泡のPUは、気密性や遮音性が悪く透湿性が高くなります。

肝心の断熱性も、悪くなっちゃうんですよね・・・。

そもそもPUは、接着剤に使われるウレタンを発泡させています。

躯体の木材や金属に対する接着強度が高いのが特長のひとつなんです。

その特長を利用しているのが、現場発泡ウレタンによる断熱工法となります。

でも、忘れてはならない事があります。

木材等の被着物に埃等が付着していると、接着強度が落ちる場合があります。

また被着物の温度が低いと、接着強度が落ちてしまいます。

発泡時の温度や湿度に、品質が左右されやすいというのも問題です。

これらを建築現場で管理するのは、とても難しいと思いませんか

その点、専用工場でつくるFPウレタンパネルは安心です。

木枠に使われる木材の寸法・形状は勿論、産地・品質・含水率まで管理されています。

プレスには一定温度の温水が流され、常に安定した温湿度環境が維持されています。

品質検査をパスした製品しか現場には届きません。

オーダーメイドの為、写真のようなパネルも製作可能です。

予め窓開口を設けてあるので、外部も早く決まります。

ちなみに梁間寸法はそのままで、柱間よりも2mm小さく製作します。

そして小端にウレタンスポンジを貼ってもらいます。

写真の白い部分が、スポンジの貼られた面となります。

これを柱間に入れるのが大変なんですよね・・・。

手で押し込んでも、全く入りません。

とにかく床に置いて、真っすぐ挿し込む感じです。

この時に活躍するのが、ウレタン掛矢です。

右上→左上→右下→左下という順番で、少しづつ入れていきます。

ここで、「ドンドンドン」という大砲のような打撃音がするんです。

近所のガラスがビリビリと振動するそうですよ・・・。

入れ終えた壁Pは、専用の釘で躯体に留め付けられます。

こんな釘です。

『リユースネイル』と言います。

パッと見は普通の釘と変わりません。

もちろん、いつもの釘打ち機で留め付けることが出来ます。

でも、先端にネジが切られています。

しかも頭には四角い穴が明いています。

そうなんです。

この釘って、鉄砲で撃てて、ドライバーで抜く事ができる釘なんです。

この釘を壁Pの木枠部分から躯体に、斜め打ちします。

何らかの理由でパネルを外す必要が生じたら、スクェアビットのドライバーで簡単に外すことが出来ます。

従来の釘のように、釘抜きを使う必要もありません。

壁Pの微妙な出入り調整も出来るんですよね・・・。

この後も、何回かに分けてFPパネルの事を書きたいと思います。

何故、弊社が『FPの家』に拘るのか

これを読めばわかると思います。

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