こんなパンフレットがあります。

旭化成建材㈱のパンフレットを見ていて、面白い切り口だなぁーと思ったところがあります。

『日本を、断熱先進国に。』というパンフレットです。

日本の普通の住宅が、世界の誇れる住宅に。

というのが、コンセプトのようですね。

書いてある通りだと思います。

でも、それを実現するのって非常に難しいんです。

でも、それをわかりやすく真面目に語っているパンフレット

どんどん、続けて欲しいと思います。

私が面白いと感じたのが、このデーターでした。

日本の省エネ基準は20世紀から進化していない

と疑問を投げかけています。

そして、日本の住宅の省エネ基準の現状と題されたデータがコレです。

築19年目の

1980年に旧省エネ基準(S55基準)は産まれました。

ちなみにショルダーフォンが登場したのが1985年ですから、省エネ基準の方が5年も前に出来ていた事になります。

NTTがショルダーフォンを発売! 昭和60年の「俺たちの昭和歌謡」本日夜 ...の画像

若者の為にショルダーフォンの写真を挙げてみました。

これを肩に下げて電話する大人を見て、当時はカッコイイと憧れていたんですよね・・・。

そう言えば、自動車電話も憧れでした・・・。

1987年に携帯電話サービスが開始され、iモード→FOMA→i-Phoneと電話は進化を続けました。

でも省エネ基準ときたら、1992年に新省エネ基準(H4基準)。

1999年に次世代省エネ基準(H11基準)、2013年・2016年に改正省エネ基準(H25・H28基準)と名前こそ変えているものの、その性能はたいして変わっていません。

上図は、温暖地におけるロックウールの場合です。

S55とH11を比べれば、確かに雲泥の差だと思います。

でも、私に言わせれば『目くそ、鼻くそを笑う』状態です。

だって色々な要素が重なり、体感的には大差ありません。

しかも問題は、この後なんです。

H11→H25→H28と基準は変わっても、断熱材の厚さは、ほぼ変わっていません・・・。

つまり、1999年から進化なし

情けない話ですよね。

話を戻したいと思います。

携帯電話の進化と省エネ基準の進化を比較するなんて斬新でしょ

同じ日本なのに、両者の違いが大き過ぎて呆れます。

そもそも、日本の省エネ基準って、世界的にみてどうなの

もしも仮に、世界的にみて進んでいる基準なら問題ありません。

でも遅れていれば、大問題ですよね・・・。

ちなみにパンフレットでは、H25基準とアメリカ・フランス・ドイツ・イギリス・スウェーデンの基準を比較しています。

コレです。

上の1~8が地域区分、東京であれば6を見てください。

縦軸は外皮性能を示しています。

下にいくほど、高性能になります。

日本の基準って、かなり低いのがわかるでしょ

温暖地だと、HEAT20のG1・G2グレードでも、まだ足りない感じです。

さすがにG3は行き過ぎだと思いますが・・・。

ちなみに弊社の建てる住宅の外皮性能は、UA値で言えば概ね0.3~0.4W/㎡・Kとなります。

HEAT20のG3グレードには届きません。

G2.5グレードくらいかな

でも各国の基準と比べても見劣りしないでしょ

車で15分以内が商圏ですから、寒い地域には建てません。

ちょうど良い性能だと自負しています。

 

日本の普通の住宅だって、携帯電話と同じくらいの勢いで省エネ基準が進化していれば、G2.5くらいにはなっていたかもしれませんね。

そうすれば、日本の普通の住宅は、世界の誇れる住宅になっていたと思います。

残念で仕方ありません。

なおパンフレットは、この後、外皮性能と省エネ&健康との関わりについても説明しています。

良いパンフレットだと思います。

機会があれば、皆さんも是非、ご覧ください。

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上記をご確認ください。

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