板橋区弥生町で構造金物の取付を行いました。

12月06日付のアセットフォー日記です。

今日の練馬・板橋の天気は曇り。

12月らしい寒さになっています。

やはり、お日様の光が射さないと辛いですよね。

板橋区弥生町の『FPの家 S&N邸』では、構造金物の施工が進められています。

そもそも構造金物とは、木造建物の継手や仕口部の接合部と云われる部分を補強するための金物です。

『接合金物』とか『補強金物』なんて言う場合もあります。

代表的な金物には、筋交い端部を接合する筋交い金物や柱の上端部(柱頭)や下端部(柱脚)を接合する柱脚・柱頭金物などがあります。

また継手を接合する短冊金物や、仕口部を補強する羽子板ボルトなど部位・用途に応じて様々な金物が発売されています。

短冊金物です。

羽子板ボルト。

鋼製火打。

桁と屋根タルキを留めるタルキ止め金物です。

遮断パネルに隠れてしまい、良く見えません・・・。

施工例

メーカーページから写真を拝借しました。

弊社では、㈱タナカのラフターロックという金物をよく使います。

これらの金物をいかに活用し、正しく設計・施工するかが構造安全性を高めるためのポイントとなります。

ちなみに弊社では許容応力度計算を基にして、耐力壁・金物図面を作成しています。

担当大工はこれを読み解き、正確に実現しなければなりません。

また現場監督である私は、それを自らの目で確認する必要があります。

構造金物は、大きく分けて2つに分類されています。

上図の『2倍ボックス K-3』という筋交い金物を例にとってみましょう。

図の下に書かれた小さな文字が見えるでしょうか

『使用接合具/トラスたビックスΦ5.0×45-14本』と書かれています。

金物本体を筋交いに留め付けるための専用ビスを接合具と言います。

この金物であれば、太さ5.0mm×長さ45mmの専用ビスが14本必要となります。

違うビスを誤って留めてしまうと本来の耐力を担保出来ませんから、NG施工になってしまうんです。

金物本体と接合具のセットが、結構面倒なんですよね。

イチイチ組み合わせが正しいかどうかを確認する必要がありますから・・・。

今回も、こんなNG施工がありました。

引抜により柱と土台が離れてしまう事を防ぐ金物『ホールダウン金物』の写真です。

この写真もホールダウン金物です。

随分と大きさが違うでしょ

柱に掛かる引抜力に応じた金物を使用しなければなりません。

土台と柱だけではなく、柱と梁にも同様の金物を使います。

写真はホールダウン金物を取付ける前のモノとなります。

梁に穴を明け、両ネジボルトを通し、その上下にホールダウン金物を取付けます。

このボルトが、問題だったんです。

金物図面によれば、ここには68.1KNのホールダウン金物を取付ける事になっています。

でも写真の両引きボルトは53.3KN品。

これNGなんですよね。

75.3KN品を使わないといけません。

という事で、変えてもらいました。

同じΦ16の両引きボルトなのに、引き抜き強度が違うんですよね・・・。

貼ってあるシールを見比べるしかありません。

こっちが53.3KN品。

そして、こっちが75.3KN品です。

色とか変えた方がいいんじゃないと思ったけど、調べてみると実施しているメーカーもあるんですね。

今後は、そっちを検討しようかな

引抜力の小さな柱であれば、こんな小さな金物で済む事もあります。

こんな金物も使います。

それぞれのビスの長さ・太さや本数が、同じだったり違ったり・・・。

もちろん、メーカーによっても違います。

留付ける部位によって本数が異なる場合もあるんです。

今から思えば、昔はアバウトでした。

取付けておけば良いんだろ

そんな印象だったんです。

でも今は違います。

検査員だって目を皿のようにして確認します。

いつ大きな地震が来ても、不思議ないですもんね。

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