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以前はサッシメーカーの高断熱玄関ドアを採用していた弊社も、最近は木製玄関ドアを使うことが増えました。

というよりも、お施主様が断らない限り木製玄関ドアしか使いません。

その理由は以前に拙ブログに書いたので、ここでは割愛したいと思います。

こんな扉です。

本物の木を使ってつくられた扉ですから、杢目も千差万別！

えっ、こんな木目だっけ・・・。

サンプルは、もっとおとなしい木目だったと思うんだけど・・・。

なんて事も時々あります。

無垢の扉ではありません。

イラストのように、4種類の材料で構成された木質の超高断熱・防火扉です。

表面には『チーク』という木をスライスした単板使っています。

チークという木は、クマツヅラ科に分類され、東南アジアで分布し、樹高は最大で40mほどに至ります。

その遺伝的起源はインドとミャンマー周辺の2つにあることが明らかにされているそうです。

多くの脂を含んでいるため、防水性に優れています。

豊富な脂に水分が弾かれと、木材腐朽菌は生育することが出来ません。

また湿気を好むシロアリなどの害虫にも強いんです。

そのため、昔から戸外でよく使われていました。

何年間も風雨にさらされたチークは、その特徴である赤褐色が褪せて上品な銀灰色になるそうです。

こうした変化も、愛され続ける理由のひとつなんだと思います。

「我が家の玄関ドアは、チークでできているんだよ。」

なんて言ったら、ビックリする人がいるかもしれません。

なんと言っても、世界三大銘木のひとつなんですから・・・。