わたしたちは、毎日さまざまな物質を体内に摂り入れています。

今回は、換気について書いてみようと思います。

わたしたちは、毎日さまざまな物質を体内に摂り入れています。

その中に占める室内空気の比率は、ナント57%

その量は、約18㎏にも及びます。

これって、4畳半の部屋いっぱいの空気量に相当するそうです。

その中に、汚染物質がウヨウヨしていたら・・・。

そう考えると、怖くないですか

室内には、色々と空気を汚すものがあります。

汚染物質/発生源・原因/体への影響をまとめてみました。

 

人体や住宅に害を及ぼす恐れのある物質が一定量を超えた場合には、その空気を廃棄します。

そして清浄な外気を取り入れます。

これが換気です。

理想的には総入れ替えが望ましい。

でも清浄な空気を室内に導入し、室内空気に混ぜて汚染空気を希釈する方法が現状では採られています。

ちなみに建築物衛生法における空気調和設備とは、エアフィルター・電気集塵等を用いて外気等を浄化し、その温湿度及び流量を調節して供給(排出を含む)することができる機器及び附属設備の総体をいいます。

すなわち浄化・温度・湿度・流量の調節の4つの機能を備えた設備です。

これらの機能の1つでも欠ければ、当該設備に該当しない事になりますが、4つの機能を複数の設備で満足している場合にも、これらを一体的に捉え、空気調和設備とみなす事が適当と判断されます。

また、これを設けている場合には、居室において上表の基準に概ね適合するように、厚生労働大臣が定める空気調和設備等の維持管理及び清掃等に係る技術上の基準に従い、空気調和設備の維持管理に努めなくてはなりません。

なお建築物衛生法の衛生管理基準値は、中央管理式の空気調和設備の性能指標にもなっています。
住宅の換気の基準は建築基準法により定められ、2003年以降はシックハウス対策として換気回数が1時間当たり0.5回以上の機械換気設備の設置が義務付けられました。

ここで、住宅における必要換気量はどれくらいかを整理してみましょう。

① 換気回数:0.5回/h

② 1人あたりの必要換気量:30㎥/h

その目的は

① シックハウス対策

② CO2濃度1,000ppm以下を満たす対策

  となっています。

例えば、延床面積120㎡の住宅に4人家族が住んでいる場合。

①換気回数:0.5回/h・・・120㎡×平均天井高2.4m×0.5回/h=144㎥/h

②1人当たりの必要換気量:30㎥/h・・・30㎥/h×4人=120㎥/h

となり、いずれか大きな値を必要換気量とします。

よって、必要換気量= 144㎥/hとなります。

ちなみに一人当たりの必要換気量は、以下の算定式で計算できます。

Q=M÷((Ci-Co)×10-6㎥/㎥)

М:呼気のCO2濃度

Ci:室内CO2濃度

Co:外気CO2濃度

Q=0.02㎥/h・人÷((1000-350)×10-6 ㎥/㎥)≒30 ㎥/h・人

必要換気量を計算する際、外気のCO2濃度は350ppmと仮定して計算しています。

そのため大気中のCO2濃度の値が400ppmを超えている現状では、必要換気量が異なってきます。

例えば400ppm時の必要換気量はこうなります。

Q=0.02㎥/h・人÷((1000-400)×10-6㎥/㎥)≒33㎥/h・人

あれれ、約10%も多くなってしまいました・・・。

大気中のCO2濃度って、どんどん上がっているんですよね・・・。

近い将来、40㎥/人になるかもしれません

もっと換気の重要性が認識されると良いですよね

ちょっと難しい話になってしまいました。

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