発泡ウレタンって、温度とか湿度で性能が大きく異なるんですよね。

いつもお世話になってるのに、あまり話題にあがらないのが発泡ウレタンだと思います。

ここ数日、拙ブログで少しだけネタにしてみましたが・・・。

ちなみに弊社が採用している発泡ウレタンはコレ

マクロフレックスα

1液発泡ウレタンに該当します。

発売元は株式会社FPコーポレーション。

そう、FPウレタン断熱材の発売元と同じです。

たぶん0EMだと思います。

製造元は明かされていません。

 

ところで、1液発泡ウレタンって何という人もいると思います。

1液があるって事は、2液もあるの

調べてみると、硬質発泡ウレタンには1液性と2液性があるようですね。

どちらも固まってしまえば、基本的には同じような物性なんだそうです。

でも固まるまでの時間や発泡倍率、価格・使い勝手等、微妙な違いはあるようです。

そもそも発泡ウレタンは、現場にて2液を化学反応させて断熱材を形成します。

1つがポリオール、もうひとつがイソシアネートです。

1液も2液も、この点は同じです。

では何が違うのでしょうか

1液タイプは、エアゾール缶の中の2液が混ざって出てくるタイプです。

硬化時間は約1~24時間、2液タイプと比べると長いのがネックだと思います。

ホームセンターでも購入できるので、お手軽に使えます。

使い捨て容器ですから、メンテナンスもいりません。

一方、2液タイプは、それぞれの容器に入った2液を特殊なガンで混合・発泡させる仕組みです。

硬化時間も約1分~5分と短いので、すぐ固めたい時には便利だと思います。

でも、お手入れが大変でしょ

どっちかと言えば、専門職の方が使うイメージが強いんですよね。

ちなみに弊社では、ガンタイプを使っています。

鉄砲状の吹き出し部にボンベを接続して使います。

少量を何回かに分けて使う時に便利です。

但し、定期的に吹き出し部を交換する必要があります。

 

 

 

 

 

 

ホームセンターでは、ストロータイプを見掛ける事が多いと思います。

一液型発泡ウレタン(ストロータイプ)

 

こんな形状です。

でも、このタイプは使い切りなんですよね。

一度使ったら、ストロー内でウレタンが固まってしまい2度と使えません。

捨てるしかないんです。

弊社が一液タイプの発泡ウレタンを使う理由がご理解できたと思います。

当然のことながら、缶には『使用方法及び使用上の注意』が表示されています。

字が小さくて見えないんですが、この機会に挙げてみたいと思います。

・使用する前に、缶を上下に振ってください。

・寒い所でご使用の際は、40℃未満のぬるま湯でゆっくり温めてください。缶の温度は20~25℃が最適です。

・バーナー・ストーブ・熱湯・沸かしながらのお湯などでは缶が破裂することがあるので、絶対に温めないでください。

・保護キャップを取り、缶についているシールキャップを取外し、ガンに取付けてください。

・缶を正立状態にして、ガンに取付けます。強く締め過ぎないように注意してください。

・吐出量は調節スクリューで調節してください。

・充填量は2/3~半分くらいが適量です。

・吹付けたフォームを吹き飛ばさない程度の距離を保って吹付作業を行ってください。

・粘着性がありますので、施工する場合以外に付着しないように、フィルム等で被覆保護してください。また硬化するまでフォームに触れないでください。

・人体や施工場所以外の方向に向けて吐出しないでください。

・缶を交換する時は必ず正立状態にして、ガンから取り外してください。

・フォームが吐出しない場合は、缶に穴を明けないで、発売元に問い合わせてください。

・有効期限が明記してあります。それ以前に使い切ってください。

このタイプの発泡ウレタンは、空気中の水蒸気と反応して硬化します。

十分な水蒸気が確保出来ないと、発泡不良が生じます。

だから、一度に吹ける厚さは30mm程度とするのが普通です。

また吹付総厚さが30mmを越える場合は、多層吹きとします。

30mm吹いて、乾いたら又30mm吹きます。

それでも足りなければ、乾かして又吹きます。

ただし、1日の施工厚さは80mmを超えてはいけません。

あまり厚くし過ぎると、発熱反応による熱の蓄積で内部にスコーチが発生します。

燃焼に至る事もあるようです。

怖いでしょ

又、クラックの発生要因にもなります。

発泡ウレタンって、温度とか湿度で性能が大きく異なるんですよね。

また被着物の温度が低いと、接着効果が期待出来ません。

だからこそ、施工者の熟練度が求められます。

一見簡単そうに見えますが、奥が深いんです。

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posted by Assed Red

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