板橋区常盤台3丁目で工事中のFPの家 М邸の樹脂サッシ取付けが終わりました。

1月28日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ。

気温も昨日より少しだけ暖かかったようです。

雪降らないで良かった・・・。

板橋区常盤台3丁目で工事中の『FPの家 М邸』、樹脂サッシの取付け終わりました。

先日の拙ブログにも書かせてもらいましたが、ペアガラス&トリプルガラス入りの樹脂サッシを採用しています。

せっかくですから、ガラスによる断熱性能の違いについて書いてみましょう。

以前はよく見かけた単板ガラスですが、最近の新築現場で見掛けることは無くなりました。

なぜなら、断熱性が非常に低いからです。

断熱性能が悪いと熱が出入りしてしまい、健康・快適&省エネな暮らしとは程遠くなってしまいます。

そしてガラスの高断熱化を図る際に行われるのが、ガラスの多層化です。

単板ガラス→複層ガラス→三層複層ガラスの順に、断熱性能が良くなります。

だからこそ、最近の家はペアガラスやトリプルガラスを使うんです。

 

また高断熱化を図る方法には、他の方法もあります。

①Low-E膜を設ける。

 日射遮蔽型や日射取得型等の膜の仕様や、膜の枚数により性能が変わります。

②中空層を厚くする。

 以前は6mm程度しかありませんでしたが、最近は12mmが当たり前。

 中には16mmのものも販売されています。

③中空層内の空気を、不活性ガスに変える。

 乾燥空気に比べて、アルゴンガスやクリプトンガスは断熱性能を高める事が出来ます。

④周縁部のスペーサーを樹脂スペーサーに変える。

上図は、外気温とそれぞれのガラスの室内側表面温度を示しています。

①~③の効果が確認できると思います。

結構、違うでしょ

実際の写真をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

2階バルコニーに面する引違い窓のガラスです。

トリプルガラスの外側&内側ガラスの内側に

日射取得型のLow-E膜が1枚づつ設けられています。

外側のシャッターで防火対応をしているので、防火ガラスでしありません。

また、それぞれの中空層は15mm、アルゴンガスが充填されています。

アルゴンガスって、乾燥空気よりも断熱性が高いんです。

注視して欲しいのは、黒いスペーサーです。

ここでは、樹脂スペーサーが使われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、3階洋室の縦辷り出し窓のガラスです。

先程のガラス同様に、日射取得型のLow-E膜が1枚づつ設けられたトリプルガラスです。

但し防火ガラスの為、アルゴンガスが充填されたそれぞれの中空層は11mmしかありません。

また、ここでは銀色のアルミスペーサーが使われています。

これも、防火ガラスの特徴です。

樹脂スペーサーが使えないんです・・・。

でも耐熱強化ガラスを使う事でガラスに鉄網は入っていません。

スッキリして、眺望性が高いんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は3階居室の引違い窓です。

道路に面している為、『非常用進入口に代わる窓(代替進入口』に該当します。

『非常用進入口』とは、火事などの災害時に外部から消防隊が進入するための開口部やバルコニー(足場)などの総称です

建築基準法では、施行令126条の6に定められています。

内部に入るための開口部だけでなく、足場となるバルコニーや赤色灯などの基準を満たさなければ、建築基準法における「非常用進入口」とはみなされません。

3階以上の各階には、たとえ居室が無くても非常用進入口が必要となります。

但し、次の基準を満たす『非常用進入口に代わる窓(代替進入口)』を設ければ、非常用進入口の設置は免除されます。

  • ①高さ31m 以下の3階以上の階に進入口を設置する。
  • 設置すべき位置は、道または道に通じる幅員 4m 以上の通路に面する外壁面とする。
  • 進入口は、外壁面の長さ 10m 以内ごとに設置する。
  • ④開口部は、以下のいずれかの大きさを確保する。
  •  
    • 幅75㎝以上×高さ1.2m以上の開口部。
  • 直径1m 以上の円が内接できる開口部。
  • なお開口部に用いるガラスの種類や厚みについては、消防活動の観点から一定の制限があります。
  • 事前に所管する特定行政庁や確認検査機関に照会が必要です。
  • でも建築基準法における規定は無いんですよね・・・。

ちなみにこの窓の場合は、前者に該当します。

引違い窓のサイズはW1650×H1300ですから、片側の障子をスライドさせれば、この開口を確保出来る訳です。

防火ガラスの為、嵌め殺し窓は認められていません。

ガラスを大きく割る事が出来ないという判断なんだそうです。

引違い窓であれば、クレセント部分を割れば開けられるでしょ

同様の理由で、シャッターを取付ける事も出来ません。

 

 

 

 

 

 

 

 

代替侵入口のガラスの写真です。

網入りガラスを使った防火ペアガラスになります。

エクセルシャノンのトリプルガラス場合、引違い窓に防火ガラスが設定されていません。

防火シャッターも取付られないので、網入りガラスの設定があるペアガラスを使うしかないんです。

日射取得型のLow-E膜も外側ガラスの内側に1枚設けられているたけ・・・。

アルゴンガスが充填された中空層は12mmになっています。

もちろん、銀色のアルミスペーサーが使われています。

ここでスペーサーの違いについても書いておきます。

ペアガラスにおける外気温度-5℃、室温20℃/相対湿度60%の環境で16時間経過後の窓周縁部の状況写真をご覧ください。

アルミスペーサーと樹脂スペーサーで、結露の具合が全然違うでしょ

可能であれば、樹脂スペーサーをお勧めする理由がここにあります。

でも防火ガラスには使えないんです・・・。

残念でなりません。

最後に見て戴きたい写真があります。

氷水を入れたコップをサーモカメラで

撮影してみました。

アルミに比べて樹脂&木の温度が高くなっています。

アルミサッシよりも樹脂サッシの方が良い理由がここにあります。

 

 

最近、樹脂サッシを使う現場が増えているでしょ

こんな写真を見せられれば、当たり前の選択だと思います。

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posted by  Asset Red

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上記をご確認ください。

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