目立たない場所でも、色々な工夫が詰まっているんです・・・。

今日は第3火曜日のため、アセットフォーはお休みです。

でも真面目な話を書こうと思います。

土台にめり込んでいる金物の写真を挙げてみました。

この金物はカナイ㈱のハイブリットⅡ丸座金と言います。

コレ、アンカーボルトと土台を緊結するために用いる座金とナットを兼ねた金物なんです。

 

 

 

 

 

従来は、写真のように土台の上に角座金や丸座金を挟み、六角ナットで締めていました。

 

 

 

 

 

参考までに座金の写真を挙げておきます。

これは角座金、そして丸い形状をしているのが丸座金です。

六角ナットは挙げなくてもわかりますよね

どうして座金が必要になるのか

皆さんはわかるでしょうか。

アンカーボルトにナットを締めれば、土台と基礎は緊結できます。

でもナットって底面積が小さいから、強く締め付けると土台にめり込んでしまうんです。

めり込んでしまえば、緊結にはならないでしょ

だから底面積の広い座金を使う訳です。

なぜ土台と基礎は、アンカーボルトで緊結しなくてはいけないのでしょうか

答えは簡単です。

だって緊結しないと土台と基礎が離れてしまうでしょ

ちなみにアンカーボルトは、原則2.7m毎に設置する事になっています。

もちろん引き抜き荷重の大きい部分に設けるのは当たり前なんですが、それ以外にも設けた方が良い場所があります。

例えば土台の端部や継ぎ手、仕口部分にも必要となります。

 

木材同士を同じ方向に繋いだ部分を継ぎ手と言います。

そして直交する方向に繋いだ部分を仕口と言います。

どちらも上に載る方を雄材、下で受ける方を雌材と言います。

アンカーボルトは、上材である雄材に留めるのが効果的

だから弊社では、原則イラスト中の黄色い部分にアンカーボルトを設置しています。

冒頭の写真も、ちゃんと雄材に留まっていたでしょ

でも一般的なアンカーボルトの留め方をすると、イラストのように土台よりも座金やナットが出っ張ってしまいます。

弊社のように土台上にネダノン合板を隙間なく敷き込もうとすると、干渉しちゃうんです。

そこで土台に座金およびナットそしてアンカーボルトの先端(2~3山分)が隠れる程度の穴を明けます。

いわゆる座彫りを施す訳です。

木造住宅の工事|チェックポイント

こんな感じです。

でも座彫りって、手間が掛かるんですよね・・・。

そこで弊社では、カナイ㈱のハイブリットⅡ丸座金を採用しています。

やっと話が元に戻りました・・・。

左側が上、右側が土台にめり込む側です。

写真のように座掘り用の切り刃が土台側に付いています。

だから座金を電動工具で締め付けると、材を削り座金をフラットに納めることができます。

また座掘りにより生じる木材の断面欠損も最小限に抑えることができるんです。

便利でしょ

目立たない場所にも、色々な工夫が詰まっているんです・・・。

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