柱に貼られたラベルを撮ってみましたが『国産材』の文字が目立つでしょ?

今日は水曜日、アセットフォーはお休みです。

早いもので、今日が今年最後の水曜日・・・。

営業日も、あと3日を残すところとなりました。

今年最後の定休日です、少し真面目な事を書いてみましょう

まずは、写真をご覧ください。

FPの家 O邸で撮った現場写真です。

柱に貼られたラベルを撮ってみましたが『国産材』の文字が目立つでしょ

足元を見れば、ネダノン合板にも『国産材』の文字が見えます。

 

国産木材とは、国内で育って伐採された木材を指します。

弊社では、この他にも国産木材を採用しています。

例えば土台材、国産檜の芯持ち材を採用。

FPパネルの枠材も国産杉だし、破風板等の羽柄材にも国産杉が使われています。

でも国産木材って、外国産木材に押されて、まだまだ使われる事が少ないんです。

その現状は、以下の通りです。(有限会社高田製材所のHPより引用

国土のおよそ3分の2を占める森林。

そのうちの約4割は人工林で、多くは戦後造林されたものです。

その人工林が利用期を迎え資源は増えていますが利用が進んでいない状況があります。

林業・木材産業の成長産業化を図るためには、国産材の需要の創出と、安定供給が重要であることが国の政策としても謳われています。

また、地球温暖化防止の観点からも、海外からの木材輸送は化石燃料(重油)を使い、船で運ばれてきますので、輸入量が大きいほど、輸送距離が長いほど、環境負荷も大きくなることから、国産材の活用が促進されています。

国の政策を受けて、国や自治体などの様々な取り組みにより、木材自給率の最低値18.8%を記録した平成14年度(2002年)から、令和2年(2020年)は41.8%となり、木材自給率は平成23年度(2011年)から10年連続で上昇しています。

※参考:「令和2年木材需給表」の公表について|林野庁
https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kikaku/210930.html

すぐ近くで採れるのに、わざわざ遠い外国から燃料費を掛けて運んで来なくても良いんじゃない

近くで伐った木を地元で製材し、使えば運搬に要するCO2を大幅に削減できるでしょ

私は、そう思います。

だって製造時に発生するCO2の量は変わらなくても、トータル発生量を減らす事が出来るんです。

かなり古い資料ですが、参考にはなると思われます。

合板製造における輸送プロセスごとのCO2排出量の比較です。

Aが国産材合板、Bがロシア産材合板です。

加工と施工・使用は変わりませんが、原木輸送コストはかなり違うでしょ

木材も同様だと思います。

 

そもそも木材って、一定の年数を過ぎると二酸化炭素を吸収しなくなります。

森林があれば、光合成により二酸化炭素を吸収して酸素を排出してくれるものだと思っていたでしょ

これ、実は間違いなんです。

だから一定の期間を過ぎた木は伐採して、木材として利用する必要があります。

新しい木を植えれば、また光合成をして省CO2に役立ってくれるでしょ

ちなみに戦後造林された多くの森林は、すでに一定の期間を過ぎています。

すぐにでも伐採して植え替える必要があるんです。

伐り出した木材は、家具や住宅建材として利用するのがベストだと思います。

先程の木材自給率の上昇ですが、実はトリックがあります。

この中には、ペレット燃料等バイオマスに利用される木材が相当量含まれているんです。

木材の中には、成長過程で取り込んだ炭素が相当量貯蔵されています。

これって燃えてなくなるまで、ずーっとそのままなんです。

だから家具や住宅建材に生まれ変わった木は、その後30~50年ほど炭素を蓄え続けています。

でも燃料として燃やしてしまえば、すぐに炭素は空気中に放散されてしまいます。

省CO2になりません。

だからこそ国産木材の利用を増やす必要があるんです。

問題は山積みです。

そもそも人材がいません。

建設業同様に後継者が育たないそうです。

設備の更新も、ままなりません。

事業として成り立たないとの事。

外国産木材って、大量生産できるので安いんです。

でも、このまま現状維持していたら間違いなく我が国の木材産業はダメになってしまいます。

とにかく、国を挙げて国産木材を使うしかありません。

お金が集まらなければ、事業は成り立ちませんから・・・。

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