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弊社では、数年前からガデリウスの防火木製玄関ドアを採用しています。
従来採用していた国内メーカーの断熱玄関ドアに比べて建付け調整がしやすい事、気密性が高い事、断熱性が高い事などを評価して採用に至りました。
なんといってもチークの色と木目が良いんですよね。
しかも年月とともに色が変化します。
シート貼りドアやアルミドアとは違った風情を楽しむ事が出来る訳です。
もちろん定期的なメンテナンスは必要だし、国内メーカー品のようにカードキー等の対応はありません。
良い所ばかりという訳でもないんです。
それでも弊社は、このドアをお勧めします。
という事で今回は、ガデリウスの木製玄関ドアに関する小技をご紹介したいと思います。
木製枠の戸先側にあるラッチ受けを撮ってみました。
ちなみにラッチ受けとはドア枠側に付いている金具です。
ドアを締めた時にドアノブから出ている三角状のラッチがはまる部分を言います。
ラッチ受けがラッチの位置と合っていないと、扉を閉めた際に扉と戸当たりの間に隙間が出来ます。
そこから隙間風が入って来るんですよね・・・。
でも大抵のドアは、ラッチ受けをドライバー1本で前後に動かして調整できるようになっている筈です。
だから簡単に調整が出来ます。
でも、すぐに狂っちゃいます。
そのたびに再調整が必要となる訳です。
ガデリウスの枠を見ると、調整機能がついていないように見えるでしょ?
真ん中に黒い部材があるだけです。
これを私はトロ箱と呼んでいます。
ちなみにトロ箱とは、海産物を入れる箱のこと。
魚を入れて輸送するための魚箱です。
横浜丸魚㈱のサイトから画像を転載させて戴きました。
市場とかで見掛ける、あの箱です。
一方、ガデリウスのトロ箱はこんな形をしています。
真ん中にあるビスを抜くと、簡単に取り外す事が出来ます。
よく見ると、外側のエッジ厚さが左右で異なっている事に気がつきます。
ちなみに取り外したトロ箱は、右側のタイプでした。
左のエッジが厚さ4.5mm、右のエッジの厚さは2.5mm。
左右をひっくり返して使う事で、扉を閉めた際の扉の寄りを調整できるようになっているんです。
また左のタイプのトロ箱も、付属品として部品箱に入っています。
これを使うと左右の厚さは、5.0mm/1.5mmになります。
エッジを薄くすればするほど、扉と戸当たりの密着度が上がり隙間は小さくなるしくみです。
でもエッジを薄くすると、扉を強く引っ張らないとラッチが掛かりません。
この辺りを見極めて、トロ箱を取り付ける必要がある訳です。
トロ箱を使うメリットは、再調整が要らない事!
一度トロ箱を固定すれば、ずーっと同じ隙間を維持できるんです。
簡単でしょ?
シンプルな構造だから、壊れる事もありません。
樹脂製だから劣化するかも知れませんが・・・。
でも海外製の玄関ドアって、いつまでも部品を供給してくれます。
国産ドアのように廃盤だから部品がありません!なんて事が少ないんです。
もしガデリウスドアの閉まり具合が甘いと感じたら、トロ箱の取付具合を確認してみましょう!
ひっくり返す事で、簡単に気密性を向上できるかもしれません。
違うタイプのトロ箱に変えれば、もっと気密性を高める事が出来るかもしれませんよ・・・。
ところでトロ箱の正式名称は何なんだろう?
樹脂製ラッチ受けとかいうのかな???
単にストライクだったりして・・・。
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