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板橋区で工事中の『スケルトンリフォーム K邸』の現場写真です。
これから鋼製型枠を、立上り部分に組んでいきます。
今回の写真の注目点は、写真左端に置いてある噴霧器です。
この中には『剥離剤』が入っています。
コンクリートって糊みたいなものなので、鉄筋と同様に鋼製型枠にもくっ付いてしまいます。
でも鋼製型枠は、何度も使用します。
だからコンクリートにくっ付いちゃうのは困りもの。
そこで予め鋼製型枠に剥離剤を塗っておきます。
剥離剤を塗っておけば、鋼製型枠とコンクリートの付着力を低下させる事が出来ます。
つまり脱型時の型枠損傷を抑える事が可能になる訳。
また鋼製型板にコンクリートの残骸が残りにくくなるので、洗浄も楽になります。
現場では型枠に剥離剤を噴霧し、その後にウエスで拭き伸ばしていました。
メーカーページを見てみると、噴霧用とローラー・刷毛用それぞれを用意しているようですね。
また噴霧用を利用する場合には、専用の噴霧器を使用するよう勧めていました。
もちろん現場では専用の噴霧器を利用していました。
時々見かけるんですよね、ホームセンターで売っているような噴霧器を使っている基礎屋さん・・・。
メーカーによると、詰りやすいそうです。
そうそう、剥離剤の使用時に注意しなければならない事があります。
剥離剤を鉄筋に付着させてはいけません!
鉄筋とコンクリートの付着力が落ちたら、大問題でしょ!
でも以前に、通りすがりの現場で見掛けた事がありました。
噴霧器の先を型枠内に挿し込んで、型枠の内側に剥離剤を噴霧していたんです。
これだと鉄筋に剥離剤が付着しちゃうと思うんですよね。
怖いなぁーと思いました。
そうそう、少し外れちゃいますが、先程の写真をもう一度見てください。
仮設トイレが映っているでしょ?
当初は設置しない予定でしたが、現場からの要望で設置する事にしました。
これが、想定以上に大変で・・・。
そもそも、トイレを積んだトラックが現場まで近づく事ができないんです。
もちろん2トン車指定をしていました。
でも荷台に積んだトイレの頭が道路脇の植木に当たってしまい、通り抜ける事が出来ません。
そこで近くの公園脇にトラックを停め、荷台の上でトイレをバラシてもらいました。
貯水タンク
便器
棚板
紙巻き器
壁パネル×4枚
柱×4本
天井
扉
それぞれを100mほど手運びしてもらいました。
そして現場にて再組立!
無事、仮設トイレ完成となりました。
荷台からトイレを降ろし、台車で運ぶケースは多々あるそうです。
また現場前でバラシて、現場内に運び入れて再組立というケースもたまにあるようです。
でも、2つを同時に行うケースって意外とレアケースなんだそうです。
配達してくれた方には、愚痴を言われちゃいました。
予め現場の状況は図面に書いておいたんですよね。
読んでなかっただけじゃん!
後で電話してきた担当者には、一言釘を刺しておきました・・・。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。