ひのきの土台と言えば、腐りやシロアリにも強そうでしょ!

4月05日付のアセットフォー日記となります。

練馬・板橋の天気は晴れのち曇り。

ここ数日に比べると暖かいものの、春にしては少し肌寒いかな・・・。

板橋区で工事中の『FPの家 Y邸』の現場写真をご覧ください。

 

土台の裏&両端に高濃度ホウ酸水溶液を塗布しているところを撮ってみました。

今日は朝から土台敷きをおこなっていたんです。

土台敷きとは、基礎の上に土台を据付けてアンカーボルトで固定する事。

ちなみに弊社の建物は床断熱が基本のため、土台と基礎の間にはキソパッキンを挟みます。

だから、土台敷きのタイミングでキソパッキンも敷き込みます。

その際に、プレカットされた土台の下端と両端に高濃度ホウ酸水溶液をたっぷりと塗布するようにしているんです。

今回はその理由を簡単に書きたいと思います。

ちなみに弊社では、土台&大引きには国産ひのきの芯持ち材を採用しています。

ひのきの土台と言えば、腐りやシロアリにも強そうでしょ

でも、資料をみると意外とそうでもないんです。

例えばコレ

樹種別蟻害に対する耐用特性という表を挙げてみました。

(財)日本住宅・木材技術センターが発行している防腐・防蟻処理材のすすめという本からの抜粋です。

ちなみに蟻害とは読んで字の如し、蟻(シロアリ)による食害を指します。

また表中の『耐蟻性』とは『シロアリに対する食べられにくさ』を示しているので、大→中→小の順に食べられにくい木材となります。

この表では『ヒノキ』の耐蟻性が『中』になっています。

『大』に含まれる『ヒバ』ほど強くはないけど、『小』に含まれる『マツ系』よりは強いという感じです。

なんだか微妙でしょ

また『小』の中には、こんな文言が書かれています。

『熱帯産材を除く全ての辺材』

国産材は残念ながら、熱帯産材ではありません。

だから辺材ではなく芯材を使わないと、耐蟻性が『中』にならない訳です。

 

 

 

 

 

 

 

木の断面写真を挙げてみました。

写真中の中心部の赤茶色の部分を『赤身』と言います。

またその周りの白い部分を『白太』と言います。

赤身部分には『タンニン』が多く含まれています。

タンニンは防腐・防蟻・殺菌力のある天然抽出物です。

そして赤身が多いのが『芯持ち材(心材)』と言われる木材です。

逆に白太が多い辺材はタンニンが少ないので、シロアリや腐朽菌には強くない訳です。

それを示したのが、先程の表だったんです。

だから『主な樹種による耐朽性』を示した上表には、最初から『心材』と記載されています。

辺材ではダメですよと言っている訳です。

ちなみに耐朽性とは、腐朽菌に対する強さを言います。

ここでは、ヒノキは『大』になっています。

良かった・・・。

耐シロアリ性は中、耐腐朽菌性は大、これなら安心でしょ

と言いたいところなんですが、ちょっと心配な資料を見つけました。

木材の順位が示されています。

これ、何の順位だと思いますか

実は『アメリカカンザイシロアリの好きな樹種』の順位なんです。

一般的に耐蟻性と言った場合、その対象はイエシロアリとヤマトシロアリになります。

どちらも、ヒノキはあまり食べません。

でもアメカンは、よく乾いたヒノキを好んで食べるそうです。

おまけに、弊社の商圏はアメカンの被害地に近いんです。

ちょっと心配ですよね・・・。

だから、アメカンの嫌いな高濃度ホウ酸水溶液をたっぷりと塗布するんです。

もちろん専門業者によるホウ酸を使った木材劣化対策処理は行います。

でも土台裏とか、継手部分って塗りにくいんですよね。

最初に塗っておけば、より安心でしょ

土台敷きは、4時前に無事完了しました。

土台だけではなく、大引きも敷き込み、鋼製束で支えています。

月曜日は朝から足場を架けます。

そして午後から荷受けを始め、1階部分だけ建ててしまいます。

翌火曜日の午前中には上棟する予定、先勝ですから・・・。

幸い天気は良さそうです。

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住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

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