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07月04日付のアセットフォー日記となります。
練馬・板橋の天気は晴れのち雨。
暑い日が続きます💦💦💦
夜に雨が降るようですが、水不足も心配ですから、ちょうど良いのかも知れません。
昼間降られると、現場の外作業が止まってしまうので・・・。
練馬区で工事中の『スケルトンリフォーム T邸』の現場写真をご覧ください。
2階屋根の一部に張られた厚さ50mmのボード系断熱材を撮ってみました。
このお宅では2階天井上に気密シートを張り、繊維系断熱材を吹き込む予定です。
いわゆるブローイングと言われる施工方法です。
繊維系断熱材は、それほど断熱性能が高い訳ではありません。
例えばセルロースファイバーと言われる紙繊維を使った断熱材の熱伝導率は0.040W/m・Kです。
一方、写真に写っているボード系断熱材の熱伝導率は0.020W/m・Kとなっています。
熱伝導率が小さい断熱材ほど高性能ですから、前者は後者の半分くらいの断熱性能しかない事になります。
でも実際に断熱性能を左右するのは、断熱材の性能だけではありません。
断熱材の厚さも影響するんです。
つまり性能が低い断熱材でも、厚くすれば良い訳です。
断熱力(熱抵抗)= 断熱材の厚さ(m)÷ 断熱材の熱伝導率(W/m・K)
こんな計算式で確認する事が出来ます。
例えばセルロースファイバーの断熱力は、0.4m÷0.040W/m・K=10.5となります。
一方写真のボード系断熱材の断熱力は0.05m÷0.020W/m・K=2.5にしかなりません。
熱抵抗は大きい方が熱が伝わりにくいので、前者の方が断熱性が高い事になります。
軒先部分の納まりをイラストにしてみました。
ピンク色が繊維系断熱材、水色がボード系断熱材です。
軒先部分は屋根の絡みで一般部よりも断熱材が薄くなります。
その分、断熱性能が落ちる訳です。
だからボード系断熱材を付加する事で、断熱補強をしています。
また、このボード系断熱材を屋根タルキの下端に張る事で、通気層を確保する事が出来ます。
繊維系断熱材って、フワフワでしょ?
風が吹くと飛んじゃうんです。
そして、通気層から外に出ちゃう事もあります。
だから通気層には、零れ防止の堰板が必要となります。
ボード系断熱材であれば、これも兼ねられるんです。
昔はここに、合板を使っていました。
でも、どうせ使うなら断熱材の方が良いでしょ?
ちょっとだけ工夫をしてみた訳です。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
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上記をご確認ください。