戦後の日本は木造住宅から鉄骨造やRC造にシフトしてきました。

たまには『木の家』の有難さを書いてみようと思います。

戦後の日本は木造住宅から鉄骨造やRC造にシフトしてきました。

でも最近は、木造住宅へのシフトが盛んでしょ

とても素晴らしい事だと思うんです。

人間一人が呼吸により排出するCO2は年間約320kg、これは23本の樹が吸収する量に当たります。

自家用乗用車一台から排出される量となると更に多くなり、年間約2300kg。

これは160本分の吸収量に当たります。

最近は電気自動車へのシフトが求められているでしょ

ガソリン車・ディーゼル車に比べれば、電気自動車の方が排出量が少ないからです。

なんだかんだで、1世帯当たりのCO2排出量は年間約6500kgにもなります。

これって、460本分の吸収量なんです。

森林を増やさないとダメ

その理由がわかったと思います。

でも森林を増やせば良い訳でもないんです。

樹木と言えば、光合成でCO2を吸収してO2を排出するイメージをお持ちだと思います。

でも樹木も、陽光を浴びていない時間帯はO2を吸収してCO2を排出します。

だから両者の多寡を比較しなければなりません。

ちなみに上グラフでは『炭素固定量』という表現にしています。

イメージしてください。

地球温暖化で平均気温が上がっています。

気温が上がれば、海水の蒸発量が増えるでしょ

すると雨が増えるんです。

雨の時間が増えると、当然晴れ間が減ります。

これって樹木のCO2吸収量を減らす事になるんです。

しかも樹木は成長により、吸収量が変わります。

若い頃はたくさん吸収するけど、歳を重ねるとあまり吸収しなくなります。

だからこそ定期的に樹木を収穫し、新たな樹木を植える必要があります。

森林大国と言われる我が国ですが、実は若い樹木はそう多くありません。

だって最近は新しい樹木を植えていません。

人手不足で手入れの行届かない森林の樹木は老木ばかり・・・。

CO2を効率よく吸収してくれている訳ではないんです。

戦後増えた人工林も、すでに収穫期を迎えているそうです。

抜いて新しい樹木を育てないと、CO2を吸収してくれません・・・。

だからこそ、木造住宅を建てる必要がある訳です。

住宅一戸当たりの炭素貯蔵量を挙げてみました。

樹木は吸収した炭素をからだの中に固定します。

固定された炭素は、木材になっても固定されたまま。

燃料として燃やされたり、腐って土に還るまで固定し続ける事になります。

つまり木材を大量に使う木造住宅って、CO2の貯蔵量が多いんです。

でも築浅で壊してしまえば話は別です。

壊して木材を燃やしちゃえば、貯めたCO2を大気中に戻してしまいます。

木造住宅の平均寿命は28年とか言われていますが、もっと長持ちさせないとダメだと思います。

せめて50年、できれば100年が理想です。

でもアメリカやイギリスの住宅はもっと長寿命なんで、十分可能だと思います。

そもそも木材って製造時における炭素放出量が他の材料に比べて少ないんです。

製造時のCO2排出量が少なくて固定量も多いんですから、木造住宅を選ぶのが当たり前でしょ

でも木材にも色々あります。

①地域産材・・・地元産の木材

②国産材・・・国産の木材

③輸入材・・・外国から輸入した木材

①②③ともに、木材を山から伐り出して製材所で加工します。

そして加工した木材を問屋→材木屋→現場と移動。

これが一般的な木材の流れです。

①であれば移動距離は短いですよね。

②でも、③に比べれば遙かに短い筈。

①→②→③の順に、運搬費や運搬に伴う燃料費が多くなります。

当然、移動に伴うCO2排出量も増大します。

遠くから運ばれた木材ほどCO2排出量が多いんです。

そこで弊社でも、国産材利用を勧めています。

地域産材を利用できれば、より良い訳ですが・・・。

参考として各国のウッドマイレージ比較を挙げてみました。

代表的な輸入材の各国からの輸送距離
出典:一般社団法人ウッドマイルズフォーラムウェブサイト

 

 

 

 

ウッドマイレージは「輸送量 × 輸送距離」で計算される、木材輸送による環境負荷を数値化する指標です。

木材の輸送距離が長いほど輸送燃料を消費するため環境負荷が大きくなります。

特に輸入材は長距離を重油などの化石燃料で輸送されるため、二酸化炭素を大量に排出します。

木材の輸入量が大きいほど、また輸送距離が長いほど、燃料の消費量は大きくなるため、環境負荷も大きくなります。

ウッドマイルズの考え方により、このような見えにくい環境負荷を「見える化(数値化)」することが可能になります。

上図によれば日本はアメリカの5倍、ドイツの22倍です。

こんな状況では、とても森林大国何で言えないでしょ

豊富な森林資源を持っているのに外国から輸入を続けている、単なる『輸入木材大国』だと思うんです・・・。

地域産材や国産材を使えば、上図のように森林資源の循環利用が可能になります。

植林→育林→間伐→育林→間伐→主伐→運搬→加工→運搬→利用

これらの事業を国内(地元)で賄う事が出来れば、雇用も生まれます。

お金の国外流出も防ぐ事も出来ます。

なにより健全な森林を維持できるので、地球環境の保護にも一役買える訳です。

しかも木造住宅って、鉄骨造やRC造に比べて省エネ性も高いんです。

少ない燃料で快適な暮らしが送れます。

健康にも良いので、医療費の抑制だって出来るかも

メリットだらけですよね・・・。

なんで鉄骨造やRC造を勧めたんだろう

https://www.assetfor.co.jp 

posted by AssetRed 

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電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

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上記をご確認ください。

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