工期が余計に掛かっても、コストが上がっても、省略する事はありません。

  • 10月17付のアセットフォー日記となります。

    今日の練馬・板橋の天気は晴れ時々曇り。

    昨日よりも気温が上がり、最高気温が25℃となりました。

  • 久々の夏日です。

  • 運動会にちょうど良い陽気かもしれないですね・・・。

  • 板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の現場写真をご覧ください。

先日打設した捨てコンの上に鉄筋を組み始めました。

捨てコンって、コンクリートなんだけど扱いは砕石と同じ地業なんです。

ご存じでしたか

砕石は自然に作られるものではありません。

大きな岩石を粉砕機を使って砕いた人工物なんです。

砕いた石だから『砕石』、まさに読んだ通り・・・。

砕いて作られるため、ゴツゴツとした角があるのが特徴で、不揃いになっています。

一方、砂利は自然物です。

大きな石や岩が砕けて、川や海の中で流れ転がることでできます。

だから角が取れて丸くなっています。

建物の基礎下の地盤を強化する目的で根切り底に砕石や砂利を敷き並べ、これをランマーで突き固める事を地業といいます。

砕石地業は砕石を使い、砂利地業は砂利を使う訳ですが、弊社では砕石を使うのが一般的です。

でも砕石地業って、ランマーでしっかりと突き固めても表面が平らになる訳ではありません。

どうしても凸凹になってしまいます。

捨てコンを打設する目的は、凸凹を無くし鉄筋下のかぶり厚さを確保する事にあります。

鉄筋は水分や酸素に触れるとサビてしまいます。

でもコンクリートはアルカリ性なので、通常はそのアルカリ性が鉄筋の表面に不動態被膜という保護膜を作り、サビを防いでくれます。

ここで重要なのが『かぶり厚さ』です。

コンクリート表面から最も外側にある鉄筋の表面までの最短距離のことを指しますが、これが不足しているとコンクリートの中性化が進み、鉄筋がサビやすくなってしまいます。

鉄筋はサビると体積が膨張します。

コンクリートにひび割れを生じさせたり、剥がれ落としたりする「爆裂」という現象を引き起こすこともあるのでかぶり厚さの確保って重要なんです。

鉄筋の下に配置し、かぶり厚さを確保するのが『スペーサー』です。

樹脂製・金属製・コンクリート製と色々ありますが、弊社ではコンクリート製を利用しています。

写真の鉄筋下に据付けられた四角いモノがスペーサー、サイコロなんて言う方もいます。

捨てコンならスペーサーを置いても沈まないし、平らだからかぶり厚さを確実に保つ事が出来ます。

また鉄筋組みやコンクリート打設時に鉄筋の上に載っても、鉄筋が沈む事がありません。

砕石上にスペーサーを載せただけだと、載った際に沈む事があるんです。

また捨てコンがあると、鉄筋の位置を示す『墨』を捨てコンに書き込む事が可能です。

その分、間違いを起こす可能性が少なくなる訳です。

砕石上には書けないでしょ

という訳で、弊社では捨てコン打設を必ず行います。

工期が余計に掛かっても、コストが上がっても、省略する事はありません。

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posted by AssetRed 

住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

https://www.assetfor.co.jp/recruit/

上記をご確認ください。

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