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FPの家/F邸の現場写真をご覧ください。
1階床下地
1階床下地を撮ってみました。
弊社では原則『床断熱』を行います。
最近流行りの『基礎断熱』は、ほぼ行いません。
行うのは、玄関土間&浴室下くらいでしょうか。
2階建て・3階建てを問わず、土台-大引き間に厚さ105mmのFPウレタン断熱パネルを充填し、その上に厚さ24mmのネダノン合板を敷き込みます。
写真に写っていたのは、ネダノン合板の上面だった訳です。
床断熱ですから床下は断熱エリア外、そして床が断熱&気密境界となります。
床合板継手部分の気密施工例
上図は一般的な床合板の継手部分の気密施工例となります。
①下地のある部分で継ぐ。
②下地がない所で継ぐ場合には実付合板を利用する。
③または継手部分に気密テープを貼る。
ちなみに弊社では、1階床に関してのみ実付合板を利用しています。
そして継手部分には、全て気密テープを貼ります。
合板は原則、下地のある部分で継いでいるので①②③全てを行っている訳です。
写真に写っている銀色のテープが、気密テープ(アルミテープ)です。
ネダノン合板・FPパネルとも透湿抵抗が大きいので、空気や水蒸気が通りにくいという特徴を持っています。
だから継手部分に気密テープを貼れば、気密層が連続する訳。
アンカーボルト周りのウレタン処理
床合板を貫通しているアンカーボルトを撮ってみました。
地震や風で建物に横向きの力が加わった際に柱に掛かる上向きの力を引き抜き荷重と言いますが、これを直接基礎に伝えるために写真のような太くて長いアンカーボルトを設ける場合があります。
建物の耐震性を高めるために必要な物なんですが、断熱・気密的にはあまり歓迎出来ません。
アンカーボルトと基礎の関係
床合板を貫通するアンカーボルトの様子を示したイラストを挙げてみました。
図にあるように基礎コンクリートに埋め込まれたアンカーボルトは、冷たい熱を室内に伝えてしまいます。
基礎には断熱処理を施していないので、当然外気の影響を受けて冷たくなるでしょ!
アンカーボルトはメッキを施した鉄ですから、熱伝導率が高いんです。
すぐに冷たくなってしまいます。
そこに暖房で暖められた湿った空気が触れれば、当然結露が発生します。
例えば25℃/45%の室内空気の露点温度は12.25℃、これ以下の物に触れればたちまち水滴が発生します。
窓ガラスのように、すぐに拭き取る事が出来ればいいんですが・・・。
壁の中のアンカーボルトを拭く事は出来ないでしょ!
だから、こうした部分には断熱&気密処理が必要になる訳です。
写真に灰色のモコモコが写っているでしょ?
コレはアンカーボルト周りの隙間に充填された発泡ウレタンなんです。
土台+ネダノン合板の厚さ分(129mm)しっかりと充填しました。
アンカーボルト周りの気密処理
そして気密テープによる気密処理も、徹底的に行いました。
もちろん柱とネダノン合板の取合い部にある隙間だって、専用部材を使ってしっかり気密処理しています。
でも、これってあくまでも隙間からの漏気を無くすだけなんです。
隙間から侵入する床下の冷気を抑える事は出来ますが、アンカーボルト自体の熱伝達を抑える事は出来ません。
そこで弊社では、アンカーボルト&柱脚金物全体を発泡ウレタンで包んでしまいます。
室温が伝わらないようにすれば、結露を抑える事が可能でしょ?
でも今の段階では、まだウレタン処理は行いません。
まだ瑕疵保険の躯体検査が終わってないからです。
ウレタンを吹いてしまったら、柱脚金物を目視する事が出来ないでしょ!
壁パネルと床合板の取合い部
壁に充填されたFPウレタン断熱パネルとネダノン合板の取合い部にも、写真のように気密テープを貼ります。
こうしておけば、床下と建物の断熱・気密ラインをしっかりと担保できるんです。
当然、配管等の貫通部周りの気密処理も重要となります。
以前に拙ブログにて書かせてもらいましたが・・・。
まだ読んで戴けていないようであれば、ご一読戴けると幸いです。
床の断熱・気密層貫通部の気密・防湿処理の様子を挙げてみました。 | 練馬・板橋で注文住宅ならアセットフォー
建物の断熱性向上は絶対必要です。
この点に文句をつける人はいない筈。
でも気密性の向上を伴わなければ何の意味もありません。
むしろ壁内結露を誘発し、却って酷い結末を迎えるかもしれません。
残念ながら、この点に関してはまだまだ伝わっていないと思います。
気密無き断熱施工は意味がありません!
徹底した気密施工があってこそ、省エネで健康・快適な住まいの基本性能を得る事ができるんです。

posted by AssetRed
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