気密測定には建物内の気圧を高める加圧法と下げる減圧法がありますが、弊社ではもっぱら後者を採用しています。

板橋区の『FPの家 M邸』の写真です。

 気密測定

5月2日の午後に、M様ご家族立ち合いの下、気密測定を行いました。

 減圧法

気密測定には建物内の気圧を高める加圧法と下げる減圧法がありますが、弊社ではもっぱら後者を採用しています。

今回の場合で言えば1階ホールの勝手口ドアに測定器を据付け、送風機を回して建物内の空気を外に排出しました。

この時に建物に隙間が小さければ建物内外の気圧差は大きくなるし、隙間が大きければ内外気圧差は小さくなります。

この時の風量と気圧差を測定し、建物の隙間面積を算出するのが気密測定です。

建物外皮の断熱性能を高めれば高めるほど、建物の隙間による影響は大きくなります。

当然、隙間は小さい方が良いんですが、C値(総隙間面積を延べ床面積で割った値)で言えば0.5㎠/㎡以下を目安とするのが良いと思います。

ちなみに隙間が多くなると、以下のような不具合が発生すると考えられています。

①漏気による熱負担が増大する。(冷暖房費の増加)

②断熱材の断熱効果を損ねる。(特に繊維系断熱材の場合は顕著になる)

③繊維系断熱材の場合は防湿層も兼ねるので、壁内結露の原因となる。

④計画換気が想定通りに行われない。

実際に隙間が多い建物では断熱性能に比して暖かさを感じなかったり、冷暖房費が嵩むようになります。

せっかく断熱性能を高めるのであれば、気密性能も高めるべきだと思います。

なお弊社では、建物の隙間も経年で大きくなる事を踏まえてC値0.3㎠/㎡以下になるようにしています。

建物が完成してからの測定でこの値をクリアするのは中々難しいんですが、0.3㎠/㎡以下であれば0.1~0.2㎠/㎡程度隙間が増えても0.5㎠/㎡以下に納まるでしょ

では、今回の測定の結果をご報告します。

建物の実質延べ床面積 S=191.40㎡

総相当隙間面積 αA=21㎠

隙間特性値 n=1.09

9.8pa時の通気量 Q9.8=30.4㎥/h

50pa時のACH 0.3回/h

以上が1回目の測定結果となります。

C値で言えば『0.1㎠/㎡』以下となります。

良かった・・・。

やはり延べ床面が大きいと、気が楽ですよね。

3階建てなので外皮面積に占める床&屋根の面積割合が平屋や2階建てに比べて小さいし、引違い窓がないのも影響大だと思います。

計3回測定しましたが、3回ともC値0.1㎠/㎡以下という結果でした。

メデタシ、メデタシ・・・。

M様も大変、喜んでくださいました。

関係した工事関係者様、ありがとうございました。

ここからは、蛇足です。

 ガス衣類乾燥機の排湿管穴

先日取り付けた乾太くんですが、排湿管の施工がイマイチだったので是正する事になりました。

そのため、管周りの隙間処理も行っていません。

このまま、気密測定を受けるのはマズイよね

という訳でダクトを引っこ抜き、壁に明いた穴をテープで塞いで測定に臨みました。

ひっこ抜いてみて感じた事があります。

アルミフレキ管をアルミフレキ用アダプタに挿し込んであるだけなんだけど、意外と抜けないんです。

何回もフレキを回して、ようやく抜けました。

もっと簡単に抜けると思っていたので、安心しました・・・。

 引っこ抜いた排湿ダクト

排湿管をマジマジと見る機会なんて、あまりありません。

良い機会なので、ダンパー付排気口ガイドを覗いてみました。

 ダンパー付排気口ガイド

黒い蓋がダンパーです。

薄い樹脂製の蓋が付いていて、パカパカ開閉します。

でもパッキン等は一切ついていません。

閉まっている状態でも、空気の出入りがありそうです。

これで意味あるのかな

本体の扉を閉めておけば問題ないのかもしれないけど、開けていればバンバン外気が逆流しそうです。

定価6,000円程度のパーツだから、仕方ないのかな・・・。

もう少し、ちゃんとした部材にして欲しいなぁ~と思いました。

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