昔はレベルを覗く際にメガネを掛けたり、老眼鏡を外したりと大変だったんです・・・。

板橋区で基礎工事中の『FPの家 I邸』の写真です。

 作業中の基礎業者

基礎業者が私に背を向けて、作業に熱中しています。

 天端ターゲット

良く見ると鉄筋に括り付けたオレンジ色の部材に棒の先端を当てています。

実はコレ、天端ターゲットのレベル合わせなんです。

そもそも天端ターゲットは、コンクリート基礎工事において使用されるレベル出し治具です。

主な特徴は以下の通り。

①コンクリート天端と基礎天端のレベル出しが同時に行え、作業時間を短縮できます。

 コンクリート天端基礎天端という人もいると思うので、一応説明を加えます。

 ここで言うコンクリート天端とは、立上りコンクリート打設時に目安とする天端レベルとなります。

 そして基礎天端とは、その後に流す天端レベラーの天端レベルを指します。

 ちなみに天端レベラーの厚さは一般的に10mm程度なので、前者と後者のレベル差も10mmとなっています。

②鉄筋に横から手で挟むだけで取り付けられ、工具は不要です。

 クリップ部分を鉄筋に挟み、オレンジ色の部分を回して天端レベルに合わせればOK

 但し、工具不要は言い過ぎだと思います。

 オレンジ色の部分を回すのに⊕ドライバーが必要だし、そもそもレーザーレベルが不可欠です。

③D13・D16・D19・D22の横筋用およびD10・D13の縦筋用があり、ほとんどの基礎配筋に対応可能です。

ここで念のため、レーザーレベルの説明もしておきます。

従来は基礎天端レベルを押さえるために、レベルという光学機械を利用していました。

簡単に言えば水平を見るための望遠鏡です。

ひとりがこれを覗き○○mm上だとか下だとかと指示を出し、もうひとりが指示に従い墨を付けます。

常に2人が必要な作業でした。

でもレーザーレベルを使えば、この作業をひとりで行う事が出来ます。

 レーザーレベル

レーザーレベルを三脚の上に固定し、スイッチを入れると上部のレーザーサイトがくるくる回り、常に水平にレーザー光線を放ってくれます。

この光線を受光部を使って捉えるだけなので、レベルを見る人は必要ありません。

受光部にレーザー光線が当たると光と音で反応するし、上下どっちに動かせばピッタリ合うのかを教えてくれます。

受光部の高さを合わせ、これ天端ターゲット高さの目安にすれば、基礎天端&コンクリート天端高さをセット出来る訳です。

でも意外と面倒そうでしょ

 ピタドラ

そこでピタドラの出番となる訳です。

コレ、受光部と長い柄の自動ドライバーがセットになったスグレモノなんです。

受光部がレーザーレベルのレーザー光を感知して、基準の高さに合わせて「ぴた」っと止まります。

自動ドライバーが勝手に廻り、高さを調整してくれる訳です。

しかもレベル出し作業の精度は1.5mm以内です。

天端ターゲットのレベルを合わせたら、次の天端ターゲット先端にドライバー先を合わせればOK

テンポ良く作業が続けられます。

冒頭の後ろ姿は、この作業中だったんです。

基礎工事もどんどん効率化しています。

これなら目が悪くても、問題ないでしょ

昔はレベルを覗く際にメガネを掛けたり、老眼鏡を外したりと大変だったんです・・・。

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