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今日は水曜日。
アセットフォーはお休みです。
でも、お仕事関連の話を書きたいと思います。
まずは、この写真をご覧ください。
とある現場の洗濯室に設置されたパスカルダンパーの写真です。
パスカルダンパーって何?と言う方も多いと思います。
正式名称『パスカルダンパーφ150』日本住環境㈱の換気部材です。
レンジフード運転時などに発生する室内外の気圧差を利用してアジャストダンパーを自動的に開かせ、必要な時に必要な給気が行えるようになっています。
もちろんフィルターが内蔵されているので、外気に含まれる塵やホコリなどが室内に侵入する事を防げます。
建物内外に気圧差があった場合、建物内外を繋ぐ穴があれば空気は気圧の高い方から低い方に流れます。
また気圧差がなくても、穴が明いていれば風向きによって空気が流れます。
でも風向きによる空気の流れは、あまり歓迎できるものではありません。
だって穴から空気が出入りすれば、建物内の温熱環境が外気の影響を受けてしまうでしょ?
そこで普段は閉まっていて、気圧差がある場合のみ開く弁が必要となります。
これが気圧差で開閉するダンパー、パスカルダンパーです。
ちなみにPa(パスカル)という単位は、天気予報で使われる hPa (ヘクトパスカル) の1/100です。
1m2 当たり 1N の力がはたらくときの圧力が1Paとなります。
1N(ニュートン)?
ちなみに1Nは、約0.102キログラム重(kgf)に相当、102gの重さを1㎡で受ける圧力になります。
イマイチ、ピンと来ません・・・。
今回は洗濯室に設置した『ガス衣類乾燥機乾太くん』の為に、パスカルダンパーを設置しました。
乾太くんって、濡れた衣類を乾燥する際にかなりの量の水蒸気を排出します。
カタログによれば、その排気量は250㎥/hに達するそうです。
それだけの空気を強制的に排出すれば、当然空気が薄くなるでしょ!
隙間の多い建物であれば問題ありません。
隙間から足りない空気を補充できますから。
但し隙間を通った冷たい外気が壁内の断熱材や躯体に触れて結露を引き起こす可能性は高くなります・・・。
でも気密性の高い建物には空気の入る穴が少ないので、給気不足になります。
当然、気圧低下も発生します。
玄関ドアが開きにくい!
引違い窓から風切音が聞こえる!
なんて事態に陥る訳です。
予め自然給気口の数を増やすという選択肢もありますが、乾太くん未使用時は無用の長物になりかねません。
そこでパスカルダンパーの出番となります。
気圧が低下した時だけ開くので、温熱環境への影響を最低限に留めてくれます。
ちなみにレンジフード稼働時は、キッチンに設置された電動給気シャッターが開いて不足分の給気を行います。
こちらは気圧差ではなく、レンジフードのスイッチに連動して電動シャッターが開閉する仕組みです。

パスカルダンパーの内外気圧差によるダンパーの開き具合は、上図のようになっています。
気圧差7Pa以下では開きません。
7Paで開き始め、10Paで半分程度開きます。
14Pa以上になって初めて全開するようです。
気圧差7Paって、どの位の気圧差なの?
って思いますよね?
例えば大気圧は約101325 Pa(101.3 kPa)と言われています。
この気圧に対して7Paは、その約0.000007%に相当します。
7Paの気圧差って、非常に小さいので日常生活ではほとんど感じないレベルなんです。
しかも付属フィルターが超低圧損タイプのため、24H換気の自然給気口よりもスムーズに空気が入って来ます。
開き具合はその都度違うとは思いますが、ほぼ開いているんじゃない?
必要以上に開いているのは、ちょっと抵抗あるなぁ~なんて感じた方もいるのではないでしょうか?
そんな方は、乾太くん使用時以外は開閉ロックを掛けましょう!
ロックしておけば気圧差があっても空気の出入りはありませんから、外気の影響を減らすことが出来ます。
但し、使用時のロック解除を忘れないでください。
ダンパーを設置した意味がないでしょ!!
少しお値段が張りますが、パスカルダンパーの代わりに電動給気シャッターを設置する手もあります。
専用スイッチを設ければ、ON・OFFできるでしょ?
電気代も、少しだけ高くなると思います。

posted by HoppyRed
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