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06月13日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れときどき曇り。
最高気温は29℃まで上がるようですが、とにかく蒸し暑くて堪りません💦💦💦
『FPの家 I邸』の工事写真をご覧ください。
外部耐力面材の外側に透湿防水シートを張っています。
もちろん、ウルトのウートップ・ハイムシールドを利用しています。
透湿防水シートは、外壁や屋根の内側に設置される防水層です。
外部からの雨水の侵入を防ぎつつ、内部の湿気を外部に排出する機能を持っています。
その外側に通気層を設けることで、壁内結露や木材・断熱材の腐食を防ぎ、住宅の長寿命化を図ることが出来ます。
ただし一般的な透湿防水シートの耐用年数は10〜20年程度と言われています。
素材によって差もありますが、施工環境や気候条件によっては早期に性能が低下することもあるようです。
えっ、10~20年しかもたないの?
しかも場合によっては、もっと短くなるケースもあるんでしょ?!
って、なりますよね・・・。
確かに国産の透湿防水シートのほとんどは、10年保証になっています。
10年以降に雨漏りがあっても、保証してくれません!
ちなみにタイベックシートであれば、20年保証であり30年程度はもつと言われています。
じゃあ、ウルトのウートップ・ハイムシールドの耐用年数は?って、なりますよね。
残念ながらメーカー保証はありません。
現在、第3者による保証システムを検討中との事・・・。
でもJIS A6111の耐久試験基準において、80年相当の耐久性がある事が確認されています。
実際には100年に相当する実験後でも、問題のない劣化状態だったようですが・・・。
また防蟻・防腐剤に含まれる界面活性剤による防水性・耐久性の低下に関しても、問題ない事を公的機関において確認済みです。
ハイムシールドと国産シート2種類を用意し、それぞれの防水性能を測定すると、次のような結果となりました。
①ハイムシールド・・・45kPa
②比較品A・・・18kPa
③比較品B・・・24kPa
ちなみに透湿防水シートの防水性は『kPa』の単位で表され、 数値が大きいほど、雨水の浸入を防ぎます。
そもそも、JIS A6111:2016に定められた防水性は10kPa以上なので、それぞれ十分に求められる防水性を確保している訳ですが、この段階であまりの性能差にびっくりしました。
これを界面活性剤水溶液に3日間浸漬後、改めてそれぞれの防水性能を測定すると、次のような結果となりました。
①ハイムシールド・・・52kPa
②比較品A・・・0kPa
③比較品B・・・7kPa
えっ、まさか!?という結果でしょ。
ハイムシールド以外のシートは、10kPa以上という基準をクリアできていません。
つまり透湿防水シートとして失格という訳です。
あくまでも、界面活性剤が染みた場合に限っての話です。
そもそも透湿防水シートは、水の表面張力により雨水が入らない構造になっています。
水蒸気が通る微細な穴が明いていても、水滴はシートを透過できません。
でも防腐・防蟻剤に含まれる界面活性剤が付着すると、その部分のシートには表面張力が働かなくなります。
表面張力が働かなければ、シートは撥水しません。
結果、水滴はシートを透過します。
つまり雨漏りする訳です。
このような現象が起こり得る事を透湿防水シート協会は、以前から知っていました。
そして2011年6月に『防蟻・防腐剤による透湿防水シートへの影響について』という告知をしています。
この告知では、防蟻・防腐処理された通気胴縁使用時の注意事項として以下の2点を挙げています。
①施工中、雨に濡らさない。
②通気胴縁施工後は、外装材を速やかに施工する。
原因が界面活性剤の付着なんですから、この対策は理解できます。
但し、躯体に塗られた防蟻・防腐剤の事も気にする事も重要です。
防蟻・防腐剤が乾く前や雨上がり後のシート施工を禁止しなければ、シートに界面活性剤が付着しちゃうでしょ!
また外装材を速やかに(濡れないうちに)施工するだけでは完全ではありません。
外装材って、雨水の侵入を止める事ができないからです。
そもそも外装材を透過した雨水が躯体に侵入しない為の透湿防水シート施工なんですから、濡れる事を想定すべですよね・・・。
この点を考えると、界面活性剤の影響を受けないシートを選ぶしかないと思います。
シートの施工に関しては、施工マニュアルに従って施工するようにしています。
シートの重ね位置や重ね寸法、タッカーの留め付け間隔等、守るべき項目は多々あります。
但し、今日のところはシートを仮留めに留めました。
いつもの青いお皿が写ってないでしょ?
後日、スティガー・ハンマーキャップ付ステープルて本締めを行う予定です。

posted by AssetRed
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